運の良くなる生き方

「運の良くなる生き方」を読みました。争う事を避ける弁護士、西中勉氏の著作です。前著「争わない生き方」も読みました。「言うは易く行うは難し」とか。サラリーマン時代はほとんど実践できていませんでした。会社を興して、初めて「人の情け」を感じるようになりました。「俺が俺がの”が”を捨てて、お陰、お陰の”げ”で生きる」メンター川崎俊郎氏の言葉が身にしみるようになりました。「人のため、楽しく、全力」で生きることを再確認しました。備忘します。

「 やってやる」ではなく、「やらせてもらっている」と思う謙虚な心を忘れない。もし、人のために良いことをしていても、運が悪いと思う人がいたら、ぜひ、謙虚さを忘れていないか確かめてみてください。ページ19
つまり、悪い人と付き合っていると不幸な人生になってしまうことになるようです。運を良くしたいのなら良い人と付き合う。これが弁護士の経験則です。ページ22
悪いことでできた成功は長続きせず、すぐに不幸になってしまうのです。事業で失敗して弁護士に相談に来る人の多くは、ほんの少し前までは成功者だった人です。頭を使ってうまくお金を儲けたり、出世したりしたのに、その成功は長続きせずに、しばらくして失敗し、窮地に追い込まれる場合が非常に多い。ページ28
きょうの健康があるのは、運のおかげ。気づきにくいことですが運の不思議の1つとして覚えておきたいものです。ページ33
争い事には、何も良いことはありません。なぜなら争うと運を落とすからです。私は自分のところに相談に来られた方には、必ず、争い事を避けるようにお勧めしています。弁護士は争ってくれた方が儲かりますが、人様を不幸にするのが分かっていて、止めないわけにはいかないからです。ページ34
私の経験則から、運の不思議についてまとめてみると、いくつかの共通要素があるとわかってきたのです。それが次の7つの言葉でした。感謝、保温、利他、慈悲、謙虚、人徳、天命。ページ44
このように生活のすべてに、必ず誰かの「おかげ」があると言っても過言ではありません。モラロジーではこれを「道徳的な負債」と呼びますが、道徳的な負債を放っておくと、運が落ちてしまうのです。ページ50
運を良くするには、謙虚にならなければならないと頭ではわかっていても、なかなか実行は難しいと思うかもしれません。私もやっぱりそうです。でも、自分が数え切れないほどの人々の恩を受けていることを思い出せば、自然と、傲慢な気持ちが消えていきます。ページ80
経営学ドラッカー氏は言っています。「経営者が身に付けていなければならない資質とは、天才的な才能ではなく、品性だ」品性とは人徳のことです。ページ100
仕事で運を呼ぶには、損得を忘れた方がいいのかもしれません。ページ114
特に重要なのは、経営者の元気です。経営者が元気ならば、従業員の皆さんも元気になりやすいようですし、経営者の元気が運を呼ぶようなのです。ページ131
この6つの心とは別名ロータリー精神というもので、ご存知の方も多いでしょうが、ご紹介しましょう。1.「おはようございます」という明るい心  2.「はい」という素直な心 3.「すみません」という反省の心 4.「私がします」という積極的な心 5.「ありがとう」という感謝の心 6.「おかげさまで」という謙虚な心。この3つの心で日常生活を送っていれば、人徳が磨かれます。そして人間関係が良くなりますから、争いがなくなります。ページ134
どうやれば、丸ごと相手を受け入れられるでしょうか。具体的な方法1つお教えしましょう。それはオオム返しをすることです。ページ159
辛い人に思いやりの葉書を出す。これがコツです。ちなみに、葉書は手書きに限るというのは、私の持論です。ページ165
はがきや手紙のコツをまとめてみましょう1.辛い人に思いやりの葉書を出す。 2.運を良くするなら手書き。 3.商売繁盛願うなら数多く出す。 これらのコツを実行して、葉書や手紙で開運を叶えてほしいものです。1枚の葉書が、あなたの開運の鍵になるかもしれませんから。ページ168