最強の農起業 !

「最強の農起業 !」を読みました。デンソーの営業マンが脱サラして観光農園を成功させた物語です。元々、岡崎の農家の出身で早稲田を卒業してサラリーマンになっていた方です。地元に戻って農業大学校に通い、ブルーベリーに出逢い、やってみたらうまくいったということです。でもこの方は普通のひとではありません。試行錯誤と論理的思考を繰り返して最適解を求めています。現代日本農業の問題点と解決策の成功実例を見セントラルてもらいました。退職後、ブータンに行って幸せとは何か?を考えたことがよかったのかもしれません。備忘します。

最強の農起業!

最強の農起業!

「ブルーベリーファーム岡崎」は営業日は1年のうちわずか60日余りにもかかわらず、農園だけの売り上げで2,000万円を超えている。正社員は私以外に誰もいないし、営業期間中のみパートさんが10名ほど手伝ってくれているに過ぎない。したがって私を含めた全従業員の総労働時間が年間3,660時間とかなり短い。ページ10
斜陽産業の農業でありながら、このような生産性の高い農業を可能にしたのは、次の三本柱によるところが大きい。それは一人仕事でも可能な無人栽培、観光農園システム、そしてネットメディアを活用したIT集客。ページ11
ブログの書き方のポイントは3つある。1つ目はとにかく数多く投稿すること。…ポイント2つ目は、専門家だからこそ教えられる役立つ内容がこと。これが一番大事だ。…ポイントの3つめは、小技。ちょっとした小さな技をしておくとアクセスが増えて読者につながる。…関連する他のページへのリンクをたくさん貼り付けて、ページビューを増やしていくこと。さらに、あるテーマについてシリーズ物にして複数回の記事に分割して投稿すること。…ブログは日々、価値ある情報や見解を積み重ねて提供していくものだと理解している。だから毎日、新しい情報が提供され続けていることが重要で、そのようなサイトは人気ブログになる。ページ150
少額でもいいので広告費を払って宣伝して「いいね」を増やしたほうが得策だ。ページ172
リスティング広告は、もう少し深く掘り下げて研究すべきだと考えて、2015年は友人のアフィリエータに頼んでキーワードやどんな広告のヒットするのか徹底的に調べてもらった。ページ175
問題点の1つ目は農業には生産性という考え方がないことだ。時間当たりで考えて効率化を追求していく発想はない。労働時間を無視したトータルの売上利益ばかりを追いかけている。問題点の2つ目は、農業はIT化が著しく遅れてることだ。…問題の3つめは農業は価格を自分で決められないことだ。問題点の4つ目は農業はお客様の顔が見えないことだ。市場出荷している農家にはどんなお客が購入し、そして満足してるかどうかが全くわからない。この4つの問題をどう解決したかを本書は詳しく述べてきた。試行錯誤の結果、「無人栽培」「観光農園」「IT集客」の三つにたどり着いた。「ページ197