ソクラテスの弁明

ソクラテスの弁明」をKindleで読みました。16歳の時に読みました。当時「死」に対して、深い眠りであっても、別の世界であっても怖れるに足りないとの意見を読み、深い安堵を覚えました。齢を重ねて読み返しても、死への見解は納得できます。弁明の内容は、そこまで言うか! 裁判員が怒りだすかも? とハラハラします。でも、善く生きるとは、こういう事だと得心もします。死を前にして取り乱さないのがせめてもの私の「覚悟」としたいと考えます。備忘します。

ソクラテスの弁明 (光文社古典新訳文庫)

ソクラテスの弁明 (光文社古典新訳文庫)

どうやら 、なにかそのほんの小さな点で 、私はこの人よりも知恵があるようだ 。つまり 、私は 、知らないことを 、知らないと思っているという点で 」と。11%
死んでいる状態は 、次の二つのどちらかなのです 。無のような状態で 、死んでいる者はなんについても何一つ感覚ももっていないか 、あるいは 、言い伝えにあるように 、魂がこの場所から別の場所へ向かう移動や移住であるか 、このどちらかなのです 。38%