到知 2018年2月号

「到知 2018年2月号」を読みました。薦められて3年ほど前から購読しています。2月号の特集は「活機応変」。興味深く読んだのは「ドラッカーに学ぶ経営の原則」です。トップマネジメント山下淳一郎氏の論説です。ドラッカーの言説を今の世の中にはあわせて解説しています。前例踏襲と成功体験への執着を捨て去り、絶えず自分を陳腐化させる事によって、常に最先端で有り続ける。…ここに一つの解がある」で結んでいます。備忘します。
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ドラッカーはまず、「主語を”われわれ”にしよう」と言っています。具体的には、経営会議の場で主語を「われわれ」にして話し合うという事です。パージ40
何を話し合うのか。これに対してドラッカーは「五つの質問」を示しています。①われわれの使命は何か? わが社がこの社会に存在しなくてはならない理由はどこにあるのか? 何のために仕事だをするのか? ②われわれの顧客は誰か? われわれの使命は誰に向けられたものなのか? 誰のお役に立ちたいのか? どういう人を幸せにしたいのか? ③顧客の価値は何か? お客さまは何を望んでいるのか? 何に価値を感じているのか? ④われわれの成果は何か? お客様がどう良くなったのか? ⑤われわれの計画は何か? 事業を底上げするための目標を立てることだ。ページ41
シリコンバレーに出張し、大変な衝撃を受けました…一つはデジタル破壊。ITを駆使したベンチャー企業が既存の事業を破壊してく現象のこと。もう一つは、デジタル革命。デジタル破壊に巻き込まれぬよう、様々な会社と提携して自らを変革していくという現象です。ページ42