到知 2018年5月号

「到知 2018年5月号」を読みました。薦められて3年ほど前から購読しています。5月号の特集は「利他に生きる」。稲盛和夫「利他の心こそ繁栄の道」(ページ10)を熟読しました。色々なところで稲盛伝説は聞いておりますのでので就職や創業のエピソードは知っていました。日本航空の事にしても京都賞にしても素晴らしい事で感心するのですが、本田宗一郎さんや盛田昭夫さんの話ほど気持ちが良くなりません。爽やかさを感じないのは不思議です。好きでない家康タイプなのかなあと思います。「世界中の誰にも負けない努力をしていけば、必ず時間とともに大発展を遂げていくものと信じて疑いません」との事です。
「日本人の心の故郷”古事記”を読む」古事記の簡単な解説と古代史を中心に歴史教育をする必要性を主張しています。「子供の頃に読んだ神話や民話と言ったものは、私たち日本人が物事を考える上での根本を根ずかせてくれます。…世の中が乱れている時には、本(もと)を正すことが先決です。日本最古の歴史書である古事記にたどり着く…」(ページ62)
「到知随想」という読者ページがあります。そこに82歳の若宮正子さんのエッセイが載っています。何と「ゲームアプリ開発者」だそうです。60歳からパソコンを始めてiPoneのゲームアプリで7万ダウンロード、Appleの世界開発者会議2017)に招待されたそうです。淡々とした姿勢に超感動しました。備忘します。
f:id:tao-roshi:20180410123246j:plain

経営12カ条。京セラやKDDIJALを経営する中で、会社経営を成功に導く実践項目をまとめたもの。
① 授業の目的意義を明確にする。 ・公明正大で大義名分のある高い目的を立てる。
②具体的な目標立てる。 ・立てた目標は常に社員と共有する
③強烈な願望心に抱く。 ・潜在意識に到達するほどの強く持続した願望持つこと
④誰にも負けない努力をする。・地道な仕事を一歩一歩確実に力を続ける
⑤売り上げを最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える。 ・入るを計っていずるを制する。利益を求めるのではない。利益は後からついてくる。
⑥値決めは経営。 ・値決めやトップの仕事。お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である。
⑦経営は強い意志で決まる。 ・経営には岩をも穿つ強い意志が必要。
燃える闘魂 ・経営にはいかなる格闘技にも勝る激しい闘争心が必要。
⑨勇気を持ってことに当たる ・卑怯な振る舞いがあってはならない。
⑩常に創造的な仕事をする ・今日よりは明日明日よりは明後日と、常に改良改善を絶え間なく続ける。創意工夫をすすめる。
⑪思いやりの心で誠実に ・商いには相手がある。相手を含めてハッピーであること。皆が喜ぶこと。
⑫常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で(ページ16)

f:id:tao-roshi:20180414122452j:plain
f:id:tao-roshi:20180414122511j:plain