マンガでわかる人工知能

「マンガでわかる人工知能」を読みました。 漫画で、忘れかけた知識を思い出すことにしました。漫画の割りには文章部分が多いように感じましたが…。AIの定義や機械学習ディープラーニングについて記憶を新たにしました。漫画で重要点が示されているので、良い復習になりました。成功のスキマはきっとあるはずです。備忘します。

マンガでわかる人工知能

マンガでわかる人工知能

このAIがチャットで人間とやりとりするシステムがチャットボットで、これも世界中の先進企業が争うように開発しています。例えばチャットアプリの代表と言えFacebookメッセンジャーやラインでしょう。… AIに学習させて、自然なやりとりができるよう開発が進められているはずです。…もし検索よりパーソナルアシスタントの方が便利で親切だとわかれば消費者はみんなそちらに行ってしまうかもしれませんので、開発競争が激化しているのです。 ページ156
こうして顧客からの問い合わせとそれに対する返答、そしてその返答に対する顧客の反応などの膨大なデータをAIに学習させ、コールセンターのスタッフの代わりに質問に答えてもらうように開発競争が進んでいるのです。ページ58
AIとは、「人間の知能そのものをコンピューター上で再現するシステムや技術」「AI研究から生まれた人間の知的機能代行する技術の総称」この授業では次のように定義したい。
AIとは、①汎用人工知能=人間のように十分に広範な適用範囲と強力な汎化能力を持つ人工知能 ⓶特化型人工知能=定めた領域の中で複雑な処理を人間以上の能力で行える人工知能。 第三次AIブームが起きた理由。主なポイントは3つあります。①コンピュータの性能が急激に向上、⓶ネットスマホの普及とビックデータ取得、③機械学習の進化とディープランニングの活用。
…「強いAI」「弱いAI」という言葉での分類です。「強いAI」は前述の人間の知能そのものを持った人工知能であり、汎用人工知能です。その汎用人工知能は多くの研究者が開発に力を入れていますが、まだ完成していません。「弱いAI」は現在報道されているほとんどのAIに関することです。AIの開発途上でさまざま発見されたディープランニングなどの新しい技術を、ある領域で人間の知的機能をコンピュータがはるかに優れた能力で代行することに使っていいのです。ページ 81
…自身が特徴量を見つけ出し、設定することができるという、ある意味での機械学習における技術革命が起きたのです。それがティープランニングという機械学習の新しい手法です。 …つまりこれまでは判断するためにどこに注目すれば良いかの良いのかというポイントを設定しないとダメでしたが、ディープランニングという手法によって、AI自身が自分で特徴量を見つけることができるようになったのです。つまり何も指示をしなくても、AIが学習して、膨大なデータの中から選択できるようになりました。ページ 106
ITは適者生存ですから、先にやった人が勝ちです。ひょっとして関係なさそうなところにチャンスがあるかもしれない。小さなAIビジネスがいろんな隙間に入り込める可能性があります。ページ205