大前研一 2018年の世界

大前研一 2018年の世界」をKindleで読みました。ハイパーインフレの予告です。ついに大前さんまで言い出しました。自民党総裁選が終わったら、政権が安定したところで断行するかもしれません。このあいだの黒田さんの長期金利上昇の容認発言は、布石かもしれません。私は5年前から準備していますが、日本経済は、わりとよく保てたと感心しています。時代としては、限界費用ゼロの時代がすぐそこまで来ているのでしょう。矛盾の集積が変革を求めています。そのときに、私は自分と家族をどう守るか、それが今の最大の私の課題です。「稼ぐチャンスを探るのか」「持っている資産を守るのか」選択を迫られています。私の経済人としての力量を試されています。焦らず、気張らず、この難局に立ち向かうしかありません。備忘します。

利上げすることで日本や欧州に流出していたお金を米国に引き戻すことです。これによってドル高傾向が強まります。16%
財務省は…ここでデフォルトやハイパーインフレを選択してしまったほうが責任を問われずに済むと思っているのではないでしょうか 。「もう好きにしてくれ」といった感じです 。20%
世界中で低欲望社会化が広がっていますが、その理由は企業・産業も家計・消費も同じです。1つは、お金のある先進国にはもう投資機会がないということです。もう1つは 、新しい経済というのはI C T関連が多いため、昔のように大量に設備投資をする必要がなくなってきているということです 。ページ22%
日本という国はいったん正社員に採用したらなかなか解雇できない国です。そしてまた、入社後に再教育するという意識がありません。大学を卒業したらそのまま一生それで食べていくと思っている人がほとんどです 。ページ73%
2 0 1 7年は日本の没落が企業の時価総額などの数字としてどっと表れてきました 。「没落国家日本 」「ポルトガル、スペインと同様に長期没落していくことがはっきりした年」と位置付けることができるでしょう。「人材格差」が国難の主原因ということがはっきりした、特筆すべき年であったと思います。ページ88%
2 0 1 8年の見通しですが‥国家債務は返済不能ですので、徳政令ハイパーインフレでチャラということになると思います。ページ89%