トップポイント2018年11月号

「トップポイント2018年11月号」を読みました。今月取り上げている本は「日本人として知っておきたい世界史の教訓」、「決定版銀行デジタル革命」、「デジタルシフト戦略」、「劣化するおっさん社会の処方箋」、「エッセンシャル版行動経済学」、「 人生を変える80対20の法則」、「働き方改革の嘘」、「世界で一番働きがいのある会社」、「ティール組織」、「憲法とは国家権力への国民からの命令である」の10冊です。その中で興味深く解説を読んだのは「銀行デジタル革命」だけでした。元日銀審議委員の意見として重く受け止めました。 購入に至った本はありませんでした。 備忘します。
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今後、民間銀行は次のようなジレンマを抱える恐れがある。フィンティック企業は銀行システムを利用して利便性の高いサービスを顧客に提供している。その際の手数料は銀行に支払われるが、顧客との接点は奪われ、顧客情報や取引履歴などのビックデータがフィンテック企業に集中していく。よって、銀行も新しい金融サービスに参入しないわけにはいかないが、参入すればジレンマに遭遇する。例えばデジタル通貨がクレジットカードに変わって利用されれば、銀行は預金決済で得られるはずの手数料を失うことになる。ページ7