はつらつと老いる力

「はつらつと老いる力」を読みました。著者は帯津良一さんです。いろいろな雑誌に健康関連のコメントを執筆しておられる方です。医者は人相手の仕事です。一見、理系の仕事に見えますが、人文系の仕事です。人の気持ちを理解できなければ、体も心も治療することはできません。失敗しない秀才には適した職業ではありません。諦めや許す気持ちがない人は医者になってはいけないと思いました。哲学者の資質を持っている人が医者になるべきだと思いました。また、気功を始め色々な健康法も大変参考になりました。これからの私の健康法に大いに参考になりました。早速、脳梗塞と心疾患の予防に納豆キナーゼを夫婦で飲むことにしました。備忘します。

両親も友人も、周りの人は皆、自分のことを東大生だと思っている。だけど東大生ではないわけです。もっと言えば、大学生でもない。誰にも相談できないまま、何とも言えない思い出、空白の1年を過ごしました。今でも私の中に、この1年は痛みとして残っています。でも今振り返ると、私の人間形成のでとても大事な1年間でした。1回で合格していたら、もっといやらしい医者になっていたでしょう。優しさの根源にある人に対する思いやりが、挫折によって新しく芽生えたり、挫折を味わって困ったりすることがあります。ですから医者は挫折感を知ってる方が絶対にいいと思うのです。ページ31
人の一生には、険しい道もあれば、平らな道もある。また、穏やかな流れもあれば、さかまく大波もある。こういうことをすべての巡り合わせも自然であって、これを免れるわけにはいかないというのです。辛いことも楽しいことも、避けようとするのではなく、そういうものだと思って楽しむのがいい、と佐藤一齋は書いています。ページ34
健康な人でも、一人一人個性を持っています。得意なところもあるし、弱点もある。だから、弱点を補うようなサプリメントを、日ごろから取っていくことがいいと思うのですね。後は、安心安全なもので、ねごろや手ごろで、科学的根拠はある程度あって、できればしっかりした考えを持ってる会社で作ってるものがいいですね。サプリメントの原料の良し悪しを判断する3つの条件として、「まず農薬を使っていないこと。2番目はきれいな水が供給されてる土地で作られていること。3番目は、心の綺麗な人が作ってること」そんな話をしてくれた人がいました。ページ81
私自身は、以前は「朝の気功に夜の酒」やっていれば大丈夫だと思っていました。でも知り合いの人が脳梗塞で倒れ、半身不随になってしまったことをきっかけに、血液をサラサラにするサプリメント飲み始めました。納豆キナーゼという、納豆菌にくっついている酵素サプリメントです。ページ82
私が今あるのは、このおばさんの影響が非常に大きいと思っています。おばさんは、私が結婚してまもなく亡くなりました。お骨は、おばさんの郷里の北海道函館の東本願寺函館別院支院の廟に納められています。毎年夏になるとお参りに出かけます。以前は札幌に住んでいたおばさんの親戚の方と日にち合わせてお参りし、一緒にお酒を飲むのを楽しみにしていました。今その方も亡くなり、墓参りに行っても日帰りですが帰って来てきます。数年前、夏の時期に忙しく過ごしていたことから、今年はお墓参り行くのをやめようかなと思ったことがありました その時、たまたま一緒に仕事していた出版社の人にそんな話をしたら、「それはいけません続けるべきです」としかられました。ページ116