ダ・ヴィンチノート

ダ・ヴィンチノート」を読みました。ダ・ヴィンチノートの存在は知っていました。しかし、この本は超訳です。著者の牽強付会のような部分が散見されます。言いたいことがあって、言説を借用したような本です。ショーペンハウエルが言うように「賢者はいつも同じ事を言い、愚者はいつもその逆を行う」とか。解っているけどできないのが普通の人間です。備忘します。

大きな成果をあげるのは、新しいことを始める人とイメージしがち。…続ける事をダヴィンチは徹底したのです。何かが生まれるのはその先。この順番を間違えてはいけないでしょう。ページ39
一般に自尊心とは、「自分の人格を大切にする気持ち。また、外からの干渉を排除する態度」をいいます。つまり他人の言うことをいちいち気にしていては、自尊心は伸ばせません。ページ41
回り道を選ぶことが結果的には早道になることがあります。様々な成功体験を積み重ねていき、周囲から支持を得ることで、やがて本当にしたい事に集中できるのです。ページ55
成功のカギは、的を見失わないことだ。自分が最も力を発揮できる範囲を見極め、そこに時間とエネルギーを集中することである。ページ65
今も昔も同じ。ダヴィンチがアドバイスするように、自分がしたいことを見つけて貪欲に学べば、効率的に吸収し、高い成果を上げることができるのです。ページ71
人はなぜ生きるのか。どう死を迎えるのか。ダヴィンチが短い言葉で表現してるように、それは究極のテーマです。たとえ目指していた職業についても、人生にはまだ先があります。自分にとって本当に後悔しない人生とは何か、たまには立ち止まって考えてみましょう。ページ93
科学が発達した今日でも、信じられていた言説が間違いだったことを証明されることがあります。情報を鵜呑みにすることではなく、常識を疑い自分で確かめてみれば、面白いことが見えてくるかもしれません。ページ99
どれだけ意志が強い人でも、周囲に流されてしまうのです。逆に、たとえ自分の意志が弱くても、支えてくれる人がいれば、より良い自分へと向上することができます。あなたを信頼し、応援し、良き方向に導いてくれる仲間を見つければ、目標達成も近づきます。ページ147
人間関係が深まるかどうかの最大のポイントは共感。人生は、共感を求めてひたすら旅をしてるようなものです。ページ159
メモ魔。ズバリそれがダヴィンチの日常的な姿です。ページ177
ダヴィンチは、寝る前に振り返ることこそが、最も記憶に残すことができる方法だと言ってます。ページ183
自らサロンを作り、熱く語れ。ページ194
やりたくない仕事は断る。金銭欲に負けて、その芸術によって当然手に入れる栄光を、捨ててしまってはいけない。ページ220