勝率9割の選択

「勝率9割の選択」を読みました。「運」に頼っていては成功はおぼつかないと書いてます。成功の秘訣は「倹約」だとも書いてます。一見平凡な結論ですが、真実だと思います。一流ギャンブラーにして、研究、努力、洞察力の価値をおおいに認めています。また人間の意志の弱さを前提にしているので、気楽に読めます。交流会の松岡氏の知り合いなので、一度お目に掛かってみたいと思います。「過去の経歴に酔っても仕方ない。」には笑えました。備忘します。

勝率9割の選択

勝率9割の選択

「今のベストは何か?」という視点を持つことで、つい、無駄に過ごしてしまいがちなマイナス時間を、プラス時間に転嫁していくことができる。ページ17
メモの取り方。①やるべきことを思いついた場合、新しいスケジュールが入った場合、後回しせず、すぐにメモをとる、②良いアイデアがひらめいた場合は、特にその場でメモを取る。ページ21
現在、僕がメモをとっているのは4種類がメイン。①今日することリスト、②今週したいことリスト、③今月のスケジュール、④死ぬまでにすることリスト。ページ22
壁にぶつかったとき、別の道のことなど考えずに「こっちでいいんだ!」と思えるかどうか。ページ29
自分の実力というのは、「自分がやりたいことを、いかにこなせたか」ということだと考えている。ページ31
だから、まずは勝てるビジネスかどうかを見極めることが、勝負以前に必要な準備であり、勝つための大前提だ。ページ63
まずは、1日のご褒美を決めることから始めてみよう。ご褒美で自分を操縦し、ゴールへ向かおう。それが成功への近道を作るテクニックだ。ページ76
経験を重ねてもスピーディーかつパワフルに行くことができるのは、世の中を常に新しい目で見ている証拠。視点を固定化しないからこそ、やりたいことや改善点がいくつも出てくるので、止まっている暇はないのだ。ページ91
過去の経歴に酔っても仕方ない。そんな「過去の人」にならず、今を生きていくこと。そして、今を生きていくために、「ときには忘れずリセットする英断が必要なこと」を覚えてほしい。ページ106
レベル3「相手の視点で自分を読む。ビジネスは、自分が売りたいものを売るのではなく、まずはお金を稼ぐ。何をやりたいかではなくて、何でやればお金を稼げるのかだ。それには相手が望むものを読み取ることができるかどうかにかかっている。そう考えた時、ギャンブルも含めた全てのビジネスで勝つためには、レベル3の視点が重要になる。ページ117
今の自分は、理論と経験のどちらが上回っているのか? 2つのバランスはどうなのか? 自問自答してみると良い。そして、足りないと思った方を伸ばす努力をすることが実力を高めることにつながるのだ。ページ130
即答を求められた場合、「なんか嫌だな」というような直感を感じたら、たとえ良い話であっても「ちょっと考えさせてください。話が流れた場合は仕方ないです」と、塾考する時間を作る。その時に感じた「なんか嫌」という感覚には、必ずそれなりの理由が存在する。だから、時間を作りその「嫌」を分析することで理由を突き止める。そして、トータルで考えて、嫌な部分込みでも受ける価値があるかどうかを判断する。ページ144
ひとつ注意したいのは、自分がそれまで「勝ち越していない」分野の場合、その直感には乗るべきではないということ。ページ146
では、そんなマネーラインやプロラインを超える必勝テクニックとは、何だろうか。それは、支出を少なくすること。ページ154
運は運、実力は実力だ。両者は、水と油のようにくっきりと分かれている。ページ174
本当の実力があれば、今日は運がいいか悪いかはどうでもいいこと。…単純に勝負し続けることが大事だからだ。だから、実力をつけて運に左右されない自分をつくる、さらには運という概念をミニマム化していくことが重要だ。ページ176