スウィフト・デフォー

「スウィフト・デフォー」(週間朝日百科 世界の文学3)を読みました。「ロビンソンクルーソー」「ガリバー旅行記」の解説です。両作品とも、子供向けの読み物だと思っていましたが、さにあらず、批評と皮肉交じりの辛口小説です。ロビンソンクルーソーは、資本主義の原型を示しています。当時の紙幣の誕生の混乱を背景に経済活動の原点を表現しています。この頃から、紙きれが、信用と契約によって価値を生む時代がはじまりました。また宮崎アニメ「天空の城ラピュタ」の原典が、ガリバーの「飛行島」が原典であったことを恥ずかしながら知りませんでした。小説では、ガリバーは日本にも来たとされています。
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