蒼天航路

漫画大好きです。35歳まで毎週少年ジャンプを通勤電車の中で読んでました。「北斗の拳」は全部買い揃えています。何度も読みすぎて科白のほとんどは覚えています。「お前の血は何色だ!」もいいですが「お前が悪魔(デビル)の化身(リバース)なら、俺は闘神(インドラ)の化身(リバース)だ!」に痺れていました。

もうひとつ「蒼天航路」も愛読書です。これはコミック版ではなく増刊なので字が大きくて読みやすい。


橋玄:天がきみに命を与えたら、きみは何をする!?

曹操:今、覇者に非ず。然れども、天下の大義を知る。天が機会を与えるならば、我天下を治むるに至る!

橋玄:法の衣を纏うがよい! わしの名は司法官の橋玄である。きみは種になる人間だ、いついかなるものに育つ種かは分からぬが、少なくとも治世においては姦族の類であろう…人はきみを乱世においてもなお姦雄と呼ぶやもしれぬ…曹操!立てい!去れい!行けい!曹孟徳

この裁きにより、わが人生は価値を得た

文章にしてしまうと何の迫力もありませんが、私は青年期では一番のシーンだと思います。曹操の評価「治世の能臣、乱世姦雄」をイハギンが物語にしてくれました。特に「この裁きにより、わが人生は価値を得た」を何度でも読んでしまう私です。曹操は「蒼天航路」を読む前から好きで、三国志演義の本当の主人公は劉備玄徳ではなく、曹操だと思っています。昔、吉川英治三国志を読んで、もっと知ろうと思って、本を探しましたが、曹操の本は意外と少ないのに驚きました。もっともその頃、好きだったのは孔明でしたが。

蒼天航路 全18巻 完結コミックセット (講談社漫画文庫)

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