2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

FACTA 2016 5月号

「三歩先を読むオンリーワン情報誌」5月号です。広告もほとんどなく「選択」に近い情報誌です。芸能記事のない「噂の真相」を期待していましたが、それほど下品ではなく、「経済界」と「選択」の中間の感じです。 さて5月号の内容ですが、最も興味深かった…

仕事の教え方

経営参考BOOK vol.163「仕事の教え方」(みずほ総合研究所)を読みました。仕事上の読書です。副題は「部下が仕事を覚えないと嘆く上司のための」です。「教える」とは「望ましい行動」を身につけさせることと定義しています。仕事を分解して「望ましい行動…

いいかげんに、生きる

本のはじめに、この本を読んでほしい人を挙げています。「がんばる人」「お人よし」「「我慢する人」「正義感が強い人」「やさしい人」を想定しています。私には必要ないかもしれません、もともと「いいかげん」なので。「していいよ」と自分に許可をあたえ…

イナカ川柳

サンデー毎日に書評が載っていたので買ってみました。抱腹絶倒とまではいきませんでしたが、現在、田舎に住んでいる私からみて、身につまされる川柳が多々ありました。老人に対する優しさが足りないかもしれないと思います。備忘します。イナカ川柳 農作業 …

21世紀メディア論

放送大学「21世紀メディア論」を興味深く視聴しています。第1回 は「メディア論の視点」というテーマで本講義の内容を述べています。すなわち、マスメディアとデジタルメディアの両方の面から論じるとのこと。テレビアニメ、ファミコン、インターネット、…

文化人類「多様な人間のあり方」

「女性が妊娠すると父親以外の複数の男性と性交渉する」放送大学、2016年、第3回「多様な人間のあり方」を視聴しました。親子関係についての話です。人間以外の動物では、父親の存在は薄く「親はなくても子は育つ」状態ですが、人間社会では、多様な「父親…

1417年、その一冊がすべてを変えた

「生きている間は、深い喜びに満たされるべきである。そのプロセスは、本質的にエロティックなものだからだ」千年にわたる中世キリスト教世界の中で完全に抑圧・忘却されていたルクレティウス「物の本質について」原子論の復活とその流布についての話です。2…

幼年期の終わり

あまりの面白さに寝る間を惜しんで読了しました。アーサー・C・クラークの傑作といわれている「幼年期の終わり」です。2001年宇宙の旅(Space Odyssey)の原作者でもあります。60年以上前にこの構想を考えついたことに脱帽します。古さを感じさせないのは…

騎馬民族国家

日本民族と日本国家の成立を混同していました。日本民族は弥生式時代に成立しており、その民族の上に、大陸系騎馬民族の征服が行われ、征服王朝による建国がなされたことを諒解しました。天孫族(天皇家)の統治が北方騎馬民族の統治に驚くほど酷似している…

火の鳥

手塚治虫の「火の鳥」を10年ぶりに読んでいます。切なくて、読み飛ばすこともしばしばです。今日は、「望郷編」でエデン17惑星の話と「乱世編」弁慶と清盛の話を読みました。もののあはれ。火の鳥【全12巻セット】作者: 手塚治虫出版社/メーカー: 朝日新聞…

ギリシャ神話

「…その中から一人の乙女が生まれ育った。これがアプロディテー(ビーナス)である。彼女は裸身で帆立貝にのってまずキュテーラへ行き…」ギリシャ神話に挑戦してみました。日本神話との相違点や類似点を知るためです。「モノに対して、性にたいして貪欲」と…

天武天皇と持統天皇

放送大学「歴史と人間」第2回「天武天皇と持統天皇」日本という国家の成立についての講義です。律令制の導入と中国との外交に尽くし、日本国を成立させた経緯を視聴しました。前半の古代概観はコンパクトでわかりやすい解説でした。後半は天地天皇をさっと…

日本新社会主義宣言

切れ味のよい意見、満載です。亡国に導く三大嘘は「国の借金で破綻する」「日本は公共投資をやりすぎだ」「日本は人口が減って減衰する」だと述べています。「需要創出=財政出動」により生産性を上げることが唯一の解決策だと言っています。納得できるところ…

中国経済1100兆円破綻の衝撃

「中国経済は、内部で何が起きているのか…中国経済の近未来…それは一言で言えば、悲観的な未来予測」中国の現状と今後についての本です。今、中国は、不動産バブルの崩壊を株式バブルで解消する作戦で躍起になっているとのことです。それにしても第2代皇帝、…

メイカーズ

3Dプリンターの時代到来です。今、3Dプリンターが私のそばにあります。ボンサイラボ、日本製です。未稼働ですが、眺めていると3Dの仕組みがよくわかります、2Dの軸と床の上下で3Dを実現してます。実に巧みです、驚きました。「フリーを活用すれば、大量…

サービスの底力

サービスの底力: 久々にサービス業の本を読みました。製造業の社長になって2年経ちました。最近、製造業もサービス業も、本質は同じではないかと考えるようになりました。著者の相澤氏の「顧客満足の考え方」「環境の捉え方」「人間の...(修理中) 備忘し…

労務管理の対応策

仕事上の読書です。裁判事例で使用者側が敗訴した例を取り上げて、「なぜ敗訴したのか、どうすれば勝訴できるのか」、使用者側の対策と準備を法律や判例にのっとって解説した本です。私が社長として危惧している部分を詳細に読んでみました。項目は以下の5…

エディプスコンプレックス論争

フロイトの「エディプス・コンプレックス」という概念をめぐって精神分析の歴史の中で行われた論争を概説した本です。あるエピソードが論に展開し、精神分析学者が「ああでもない、こうでもない」と論じ立てる歴史を辿っています。多分、専門家以外には面白…

情報社会の機会と課題

NHK放送大学「日常生活のデジタルメディア」第1回「情報社会の機会と課題」を視聴しました。「情報社会」という言葉は日本で発明されたそうです。何かが変わった世界を、そう名付けたそうです。その言葉を外国が翻訳して広まったとのことです。備忘します。…

安売王一代

ドン・キホーテの創業者、安田隆夫氏の一代記です。「起業しようとする人は、'見'(様子を見る)すべき局面もあるということを知っておいたほうがいい」以前の私に欠けていたところです。徒手空拳、7000億企業を育てた立志伝中の人の話、心にしみました。特に…

資本主義の終焉と歴史の危機

国家と資本主義の蜜月時代は終わりを迎えています。現在の資本主義を歴史から紐解いています。かつて西欧で「長い16世紀」という時代があり、金利水準が低く、停滞していたそうです。投資先がない時代でした。これから迎える「長い21世紀」も同様に投資先が…

実践課題から経営を理解する

NHK放送大学「ケースで学ぶ現代経営学」第1回「実践課題から経営を理解する」を視聴しました。経営論だけでは現実経営に役に立たない、ケースを参考にして実際の経営に役立てることができるとのことでした。備忘します。 ホンダの元社長、吉野浩行氏のインタ…

致知

薦められて「致知(ちち)」という月刊誌を一年ほど前から購読しています。インタビュー記事はいいのですが、功成り名を遂げたご老人たちの対談で、自慢話も多いです。社会活動をしている市井の人たちの紹介、偉人伝など、日本と日本人を大事にする論調の雑…

知の教科書フランクル

名著「夜と霧」の著者にして、心理療法の大家「フランクル」の解説を読みました。衝撃です。トラウマ認知や目的志向では精神は癒せないことを理解しました。幸福を求めれば幸福でなくなり、自分探しをすれば自分を見失うパラドックスが起きます。その通りだ…

日本古代中世史(1)

放送大学、五味文彦先生の「古代中世史を考える」を視聴しました。博多の約千年の歴史解説です。一つの都市のみを縦に掘り下げるという試みは実に面白いやり方です。備忘します。中世社会のはじまり〈シリーズ日本中世史 1〉 (岩波新書)作者: 五味文彦出版社…

爆買い

「爆買い」後彼らはどこに向かうのか? を読みました。中国本土からの観光客はさらに増えるが、「モノ」中心から「コト」中心に購買行動が変化するそうです。中国経済が減速しても爆買いは、しばらく止まらないと予測しています。函館でも多くの中国人を見か…

アンドロイドは人間になれるか

パソコンが、ケータイが、インターネットが、世界を変えたように、次は、ロボットが世界を変えると納得しました。「自分は何者なのか、人間とは何者なのかを問い続けることが、唯一、人間がこの世に生きる意味だ。…考え続ける限り、人間は、他の動物とも、ロ…

古代との対話を求めて

「騎馬民族説」とは、東北アジア系の騎馬民族が朝鮮南部の唐から北部九州にわたり、そして5世紀の頃、畿内へ侵攻し王朝を樹立したという説です。江上波夫先生の説です。その先生の特別講義「私の学問 古代との対話を求めて 」(1991年)を視聴しました。この説…

ロボットとは何か

「心の存在を信じない人間や、心を探さない人間は機械になる」まさに哲学書です。人間酷似型ロボットの第一人者「石黒浩」さんの著書です。自分と同じ顔をしたアンドロイドを作り、それを外から眺めると、どんな気分になるのか、科学者の目で冷徹に見ていま…

脳波で動く1/fゆらぎ癒やしロボット

N HK 放送大学、特別講義を視聴しました。リラックス時の脳波を抽出して機械の動きに同期させると不連続の動きになり、それに接した人は癒されるのだそうです。これを介護ロボットに利用しようという試みの紹介です。 ロボットの定義は、「人間や動物に近い…