ペスト

カミュの「ペスト」をキンドルで読みました。40年ぶりの再読です。コロナ(武漢ウィルス)騒ぎの中で、不安解消を求めて読んでみました。今後の人間の対処を予想できたら少しは楽になるかと… ついでに、誤読がないようにNHKオンデマンドで100分de名著「ペスト」(2018)も視聴しました。アマゾンの「あらすじ」は、以下のようです。
アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーは鼠の死体をいくつか発見する。ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。外部と遮断された孤立状態のなかで、必死に『悪』と闘う市民たちの姿を年代記風に淡々と描くことで、人間性を蝕む『不条理』と直面した時に示される人間の諸相…を寓意的に描き込み圧倒的共感を呼んだ長編。」
理不尽なペスト蔓延に対するさまざまな人の生き様を語っています。希望的観測が裏切られ続ける状況に慣れてくると希望も抱かなくなる状況を描いています。死者に対して、はじめは悲嘆や悲しみがあっても、慣れてくると、感情が薄くなってくると描写しています。
主人公の医師、リウーの疫病克服物語ではありません。リウーは「絶望に慣れることは絶望そのものよりもさらに悪い」「不条理なペストに対して誠実に職務を果たすことが唯一の戦う方法だ」と語っています。
この歳まで生きているといろいろな事を経験します。東日本大震災しかり、今回のパンデミックしかりです。今回の騒ぎで、無用に怖れたり、楽観視したり、嘆いたり、他人をなじるのではなく、自分にできることを淡々と実行するしかないと思いました。
尚、訳文がこなれていないので、難儀しましたが、40年前には都市回復物語として読んでいました、誤読です。備忘します。

ペスト (新潮文庫)

ペスト (新潮文庫)

  • 作者:カミュ
  • 発売日: 1969/10/30
  • メディア: ペーパーバック

天災というものは、事実、ざらにあることであるが、しかし、そいつがこっちの頭上に降りかかってきたときは、容易に天災とは信じられない。この世には、戦争と同じくらいの数のペストがあった。しかも、ペストや戦争がやってきたとき、人々はいつも同じくらい無用意な状態にあった。ページ10%
(リウー)「…しかしペストと戦う唯一の方法は、誠実さということです」 「どういうことです、誠実さっていうのは?」と、急に真剣な顔つきになって、ランベールはいった。 「一般にはどういうことか知りませんがね。しかし、僕の場合には、つまり自分の職務を果すことだと心得ています」ページ50%
天災ほど観物たりうるところの少ないものはなく、そしてそれが長く続くというそのことからして、大きな災禍は単調なものだからである。みずからペストの日々を生きた人々の思い出のなかでは、そのすさまじい日々は、炎々と燃え盛る残忍な猛火のようなものとしてではなく、むしろその通り過ぎる道のすべてのものを踏みつぶして行く、はてしない足踏みのようなものとして描かれるのである。ページ54%
そして 絶望 に 慣れる こと は 絶望 そのもの よりも さらに 悪い ので ある。ページ56%
当局は寒冷な日々が、この進行を停止させることを期待していたが、しかもペストは季節の初めごろのきびしい気候を、一向ひるむ様子もなく、くぐり抜けて行った。またさらに待たねばならなかった。しかし、人間は、あんまり待っていると、もう待たなくなるものであるし、全市中のものは全く未来というもののない生活をしていたのである。ページ80%

エネルギーから経済を考える

「エネルギーから経済を考える-実践編」を読みました。小山田さん(小田原かなごてファーム代表)から献本いただきました。小田原市の商工会議所会頭、鈴木氏の著作です。鈴木氏は、かもぼこ「鈴廣」の副社長でもあります。東日本大震災直後から世を憂いてエネルギー問題に取り組んでいたそうです。さらに今に至るまで活動を継続していることに敬意を表します。対談のなかで「地方創生」の欠陥をみごとに指摘しています。「観光振興や人口増活動をしても地域間競争を煽るだけ、エネルギー問題の解決こそ根本的な解決につながる」と主張しておられます。「限界費用ゼロの時代」の結論と同じです。備忘します。

エネルギーから経済を考える SDGs実践編

エネルギーから経済を考える SDGs実践編

地域でお金を回すと言う点から見ると、エネルギーはとても大事であり、地域経済へのインパクトが大きいことに気がつきます。ページ20
その視点で見ると、エネルギーの地産地消は、すごく優れた地域経済活性策である事に気がつきます。自分の地域で生み出したエネルギーを自分の地域内で使う事は、地域間競争を生みません。それぞれの地域がすべての地域でwin winの関係が作れます。さらなる効果として、再生可能エネルギーの導入により、化石燃料の比率を下げることで、気候変動への対応、そして、脱炭素社会の実現に寄与できます。一石二鳥の地域経済活性化策だと思います。ページ27
SDGsに書かれている事は、世界中の問題の百科事典でもあるのです。どんな企業でも何かしら課題や問題があるでしょう。その課題解決のプロセスにSDGsのを取り入れることで、思わぬ方法が見つかるでしょう。ページ48
商工会議所の会頭をやっていて気がついたのですが、日本の地方自治体が注力している2つのことがあるんです。1つは、観光振興ですね。確かに、インバウンドが増えて観光振興による経済効果は大きいでしょう。ただ冷静に考えると観光振興は地域間競争になることを避けられない面があります。もう一つが、人口を増やそうと言う取り組みです。でも、日本全体が人口減少のフェーズに入っているのですから、自分の自治体の人口増やそうとすればどこからか引き抜いてくるしかないわけで、まさしく地域間競争そのものになってしまいます。でも、エネルギーの地産地消を促進するのは、地域間競争とは無縁なのです。ページ66
化石燃料を使わず、どうやってビニールハウスの温度調整を行うのでしょうか。冬の対策してとして考えたのは、温泉熱の利用です。北海道には、道路が凍らないよう、地面に埋めたパイプにお湯を巡らせて雪を溶かすロードヒーティングと言うシステムがあります。中川さんは、マンゴー植えた土の中にこれと同じシステムを作り、温泉を流して土の温度が保たれるようにしました。ページ109
中川さんは、自然エネルギーをとことん使い尽くすカスケード農業を提案しています。カスケードとは階段状のことで、いちど使った資源を捨てるのではなく、階段に応じて利用し尽くすことを意味しています。ページ116
まずは収益性を見極める。自分たちができる事は全てやり、継続性を重視して地域への技術定着を支援、主導権とメリットは地域が受け取るデザインを作り上げ、足りない力は様々な提携を広げたプラットフォームがどの枠組みを構築していく。ページ143
「地方創生」とかいって騒ぐ必要ないんですよ。電気の売り上げが地方に入れば一発で変わるんだから。ページ171
太陽光発電パネルと太陽熱温水器を設置して、比較した結果、同じ面積であれば太陽熱利用で得られるエネルギーは太陽光エ発電で得られるネルギーより、およそ3.5倍も効率が良いことが実証できたのです。ページ216
…経済とは人の営みであり、そして生物は皆、外部からエネルギー(カロリー)を摂取し、生殖によって世代を継ぐことで存続している。これはバクテリアでも杉でも、ライオンでも人でも全く同じことだ。エネルギーと生殖なき限り生物はなく、もちろん経済もない。ページ257
…エネルギー源と人口の変化に着目することで、人類のこれまでの歴史は3段階に区分けすることができる。①狩猟採集期②農業生、②農業期、③化石燃料期。そしてその次に、いかにして④再生可能エネルギー期を確立するかが、今の人類共通の課題なのである。ページ258
この4つの問題を解決する方法は何か? 化石燃料が無限に使えることを当然の前提に構築されてきた、現在の産業と生活の様式を修正し、化石燃料の使用量を減らしていくことしかないのである。「エネルギーから経済を考える」事は、同時に「エネルギーから人間のあり方を考え直す」ことでもある。ページ265

迷惑な進化

「迷惑な進化」を読みました。ユーモア溢れる本です。病気の遺伝子を語りながら最新のゲノム解析の研究結果も織り交ぜて解説しています。ペストが大流行しなくなった理由は、鉄の少ない遺伝子「ヘモクロマトーシス」を持っている子孫が増えたからだそうです。トキソプラズマに冒された女性は淫乱になるとか… 圧巻は、ミトコンドリアをはじめ、人間のDNAのおよそ3分の1は、もともとウィルス由来で、人間は、ウィルスや細菌を組み込むようにして作られているとのこと。驚きました。人類の体に毛がないのは、水生生活またはそれに近い過去があるからだ。これもまた驚きました。初めて読む知見です。本当かどうかは解りませんが楽しく読めました。備忘します。

この世界のあらゆるものがあらゆるものの進化に影響及ぼしているということだ。人間は細菌、ウィルスや寄生虫のせいで病気になる。だが細菌やウィルスや寄生虫は人間を、それらと共生しているいけるように進化させてきた。一方で、最近はウィルスや寄生虫も進化してきたし、現に今も進化し続けている。環境要因も人間を進化させてきた。ページ17
人間と鉄との関係は、どうやらこれまで…人間にとって不可欠な物質であることは間違いない。しかし同時に、人の命を脅かす生き物たちにとっても不可欠な物質である。ページ26
最近の研究によると、体内の鉄分に富む人口集団ほどベストの害を受けていることがわかってきた。同じ集団内では、健康な成人男性が最も感染しやすかった。子供や老人は栄養不足で体内の鉄が不十分だったし、成人女性は月経や妊娠、母乳育児で常に体内の鉄を生まれていたからだ。ページ32
黒死病とも呼ばれた14世紀の腺ペストは史上最悪のパンデミックを引き起こしたが、その後、ヨーロッパでは18世紀から19世紀まで数十年を期にペストの流行が繰り返された。最初の大流行を生き延びたヘモクロマトーシスの子孫は、その後に流行したベストもくぐり抜け、ヨーロッパの人口全体に占める割合を300年かけて増やしていった。14世紀のパンデミック以降、ベストが流行するたびに被害の規模が縮小していったのは、ヘモクロマトーシスの変異遺伝子を持つ人口の割合が増えていたからだとも考えられる。ページ36
調査の結果わかったのは、最後の生氷河期ヤンガー・ドリアスはたった3年で終わっていたということだった。氷河期から非氷河期までは、3000年でも300年でもなく、たった3年だったのだ。ページ55
新しい病気や新しい捕食者、新しい氷河期などが現れて、個体集団を全滅させるほどの突然の環境変化が起きたとき、自然淘汰は生き延びるチャンスを高めてくれる形質は1も2もなく飛びつく。ページ71
ともかくはっきりしているのは、あなたの健康は祖先がどこでどんな問題に適応してきたのかということと、あなたが現在どこで、どんな暮らしをしているかでかなりのことが決まるということだ。ページ95
殺虫剤の毒を減らそうとあらゆる努力をしている有機農家は、結果的に植物の天然の毒を増やしているというわけだ。いやはや、生き物の世界は複雑だ。ページ115
感覚器官も姿形も血液の成分も、あらゆるものは病気に合わせて進化してきた。恋に落ちるという「反応」も、病気への対抗策の1つかもしれない。ある異性に強く惹かれるという時、あなたはその異性の匂いに惹かれているのに気づいたことがあるだろうか? これは、あなたが自分とは異なる免疫系を持つ相手を嗅ぎ分けている印だ。異なる免疫を持つ2人が恋をすれば、より広範な病気に抵抗できる子孫を残せる可能性が高い。ページ126
トキソプラズマに)感染した女性はそうでない女性より、おおらかに振る舞い、情が厚く、友人が多く、見た目を気にする。しかし、信用できないところがあり、また男性との関係を多く持つ傾向が認められた。ページ138
くしゃみは確かに症状だが、風邪をひいたときに出るくしゃみはあなたを守るためではなく、ウィルスの利益のための反応だ。僕たちは感染症にかかった時に出る様々な反応症状だと思っているが、それは人間に取り付いた細菌、ウィルスが、次の宿主に乗り移るための手助けをするよう宿主操作をした結果なのかもしれない。ページ139
僕たち人間が最近の進化に影響与えてきたことがよくわかった。抗生物質が効かない耐性菌の出現が怖いのは、人間よりも最近の方が進化速度がずいぶん、細菌にとって有利だということだ。ページ152
人間が共に暮らすことにした有機体は、(ミトコンドリア)だけではない人間のDNAのおよそ3分の1はウィルスだと科学者たちは信じている。つまり、人間の進化はウィルスや細菌に適応するよう形作られたいうよりも、ウィルスや細菌を組み込むようにして形作られたと言うのだ。ページ160
ウィルスは遺伝子情報の切れ端で、自分だけでは動くことも増殖することもできない。宿主に感染して宿主の細胞の増殖機構を乗っ取って、初めて増殖できる。ウィルスは細胞内で自分自身を何千回も複製し、やがて細胞を破裂させて外に飛び出し、新しい細胞に移動する。科学者の大半は「ウィルスを生きている」とは考えていない。自分だけでは増殖も代謝もできないからだ。ページ181
レオナルド・へイフリックは現代の老化研究の基礎を築いた人物の1人だ。1960年代に、細胞は決まった回数だけ分裂すると寿命が尽きてしまうことを発見した。この、細胞分裂の回数制限はへイフリック限界と呼ばれていて、人間の場合は52回から60回ほどだ。ページ222
陸生の大型哺乳類の中で皮膚の下に脂肪を蓄えているのは人類だけだと言う記述に、生物学者のハーディーはぴんときた。人類と水生ほ乳動物との共通点。カバもアシカも鯨も人間も、みんな皮膚の下に脂肪がある。水生ほ乳動物に特徴的な特性を人類が共有している理由はただ1つ。人類には水生生活またはそれに近い過去があるからだ。水生類人猿説(アクア設)の誕生だ。ページ237
命とは、なんと繊細で複雑な贈り物なのだろう。生物学と科学、電磁気学、工学の粋を集めてパーツを組み立て、しかもその全体にパーツの集合体以上の意味を与えて出来上がった奇跡的な産物。だが万物は崩壊へと向かう。形あるものは必ず壊れる。そうした仕組みの中で、僕たちが今生きているのはそれ自体、驚くべきことだ。それほど大きな故障もなく生きているのなら、なお素晴らしい。健康である事は当たり前のことなのではなく、極めて運がいいことなのだと思える。ページ246

チャットボット

「チャットボット」を読みました。2016年の発刊です。4年前に、ほぼ現在の状況を正しく予想しています。驚きました! AIとボットの融合の優劣を競う時代がくると喝破していました。ここ数年のテレビで扱っている新技術は、すでに2016年には、ほぼ完成していたことがわかります。新聞やテレビに取り上げられたらもう古いというのは確かです。今、既存の技術、例えばweb、TwitterYoutubeなどに費用投下する会社は無駄なことをしているのかもしれません。備忘します。

「チャット」とはご存知のようにオンライン上での人との会話主にテキストメッセージを指します。そして「チャットボット」とは人ではなくソフトウェアがチャットの応対を代行する仕組みです。ページ8
「ボット」とはロボットの略で人の介在なしに、何かを命令すると、その命令を実行してくれるものと言う概念やソフトウェアのことを指します。…Googleボットの例でもわかるとおり、ボットの本質は自動化にあります。人が実践するよりも目的を達成するためのプログラムによる自動化ですが、生産性を求めるエンジニアにとってはなじみのある技術であるといえます。ページ14
今後、ブランドの重要な顧客接点場所となります。従来のようにウェブサイトやアプリ経由でのアクセス、あるいは店舗への訪問よりも先に、まずブランドのボットと会話を始めることが、そのブランドのとの接点になる可能性があるのです。ページ42
ボット間における関係性の概念として「サブボット」と「ユニバーサルボット」というものがあります。「ユニバーサルボット」は、FacebookのMやiOSのSiriなどのような汎用的なアシスタントボットを指します。一方「サブボット」は、買い物やニュースなど単一機能、(あるいは機能制限した)に特化したボットです。ページ57
ユニバーサルボットの登場はまだ予測の範囲となりますが、その座を最も熱望しているプラットフォームはどこでしょうか。…現実に目を向けると、音声制御のコンシェルジュサービス「アレクサ」が好調のアマゾンこそ、その地位に最も近い存在と言えるでしょう。ページ60
LINEを通して、Microsoftが提供する女子高生型人工知能の「りんな」ご存知でしょうか。おしゃべり好きの女子高生と言う設定のLINEアカウントで、友人同士のような自然な会話ができるのが特徴です。ページ67
「ダークソーシャル」と言う言葉をご存知でしょうか。「ダークソーシャル」とは、アクセス解析において、流入元がわからないユーザの訪問チャンネルのことを指します。その割合が年々増えてきていることから、ウェブマーケターの間で重要視され始めている概念です。ページ73
ボットから送られたメッセージだからとMessengerのスレッドを放置するようになり、さらに通知もそのまま放置しておくようになるかもしれない。その次には「人」ならなのかか「ボット」からなのか区別も面倒になり、そもそもMessengerを開かなくなることもあり得る。ページ82
Kikは、「チャットを通じて世界中のあらゆるものにつながる」というミッションを掲げるカナダ生まれのメッセージングアプリです。「Facebookはダサイ」と感じるティーンエイジャーを中心にユーザー数を増やしています。ページ 87
Teregramは2013年に設立されました。Messengerアプリとしては後発ながら、メッセージの暗号とプライバシーに注力することでヨーロッパや南米、そして韓国を中心にユーザ数を伸ばしている人気サービスであり、ロシア最大のSNSである「VK」の創業者によって作られたメッセージアプリです。ページ88
今のボットトレンドを切り開いたといっても過言ではない、世界を席巻している大人気のビジネスコミニケーションアプリ「Slack」。…世界中の開発者に愛されているサービスです。ページ92
…WeChatにしかない独自の機能も非常に充実しています。中でも最も発達して頻繁に利用されているのが、モバイル決済サービスWechatPayです。まるでWeChat自体がクレジットカードになるかのようなサービスで、アプリに銀行の情報を登録するだけで、オンライン上の決済もちろん、実店舗での決済がスマホでできるようになるのです。ページ126
チャットボットは近い将来人々もなくてはならないパートナーとして、日々の決断のサポートをしてくれるようになります。チャット上のやり取りから、ユーザの希望や思考分析をして提案したり、オンライン上だけでなく周囲のものを制御してリアルな生活領域までボットが介入したりし始めるでしょう。ページ180
…インターネットの歴史を振り返って見てもわかるとおりで、勝者総取り。優れた成果を出したチャットボット、つまり最も多くの会話を誘発させたAIエンジンを提供する企業が大きな存在感を持つようになることが考えられます。…最も賢いボットを生み出せるプラットフォームに、ユーザが集約されていく事は容易に想像できます。ページ185

中国の大プロパガンダ

「中国の大プロパガンダ」を読みました。米国のトランプ大統領中国共産党に怒っています。「コロナウイルスは中国で発生したものであり、中国政府は初期の対策を誤った、いまさら米国のせいにするな。コロナウイルスではなく、武漢ウイルスだ!」と。日本のマスコミはあまり報道しませんが、もしかしたらこの本に書いているように日本の記者も巧みに買収されているのかもしれません。WHOの事務局長の中国寄り発言は明らかに買収されています。香港、台湾ももう少しで侵略されそうでしたが、一度、民主主義の経験をした人々は、そう簡単には従いません。韓国も北朝鮮と一緒になるときには、民衆蜂起が起きるかもしれません。ソビエト連邦崩壊は、ペレストロイカで一度、自由、民主を得た国民の蜂起ではなかったのか? 中国政府は歴史に学ばなければなりません。備忘します。

中国の大プロパガンダ

中国の大プロパガンダ

  • 作者:何 清漣
  • 発売日: 2019/10/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

中国外宣部門はさらに、金と労力を節約しながら同じだけの効果が得られる外国メディア記者の一種の「餌付け」方式を編み出した。これはアジアやアフリカなど貧困国の記者に対し短期研修を行い、その研修期間の間に潤沢な物質的待遇を与え、北京の要求に合致する原稿を書かせるやり方だ。ページ74
北京は大枚をつぎ込んで、精力的に「世界中国語メディア・フォーラム」を開催したが、その目的は「世界に向けて自分たちの声を発する」ことであった。フォーラム参加者は自分たちが演じるべき役割を心の中ではっきりとわかっていた。ページ135
こうした弾圧で最も一般的な方法は、”メディア業界人の胃袋を押さえる”というやり方、つまり、”飯の種を”奪うというやり方でメディアと業界人を従わせるのだ。ページ175
中国の微博上で、中国当局の統制下のメディアとある程度の自由が言論空間を持つネット空間の違いを非常にうまく説明する、こんな言説が広範に流布していた。「パソコンとテレビの区別とは、パソコンを立ち上げると、社会が暗闇で、官僚を腐敗し、悪の勢力が横行し、人々は安心して暮らせず、すぐにでも革命が起きそうだと感じる一方、テレビをつけると、社会は調和し、人々は幸せで、歌ったり踊ったり、天下太平で、長治久安で、100年間何の問題もない、と感じるわけだ。中国においてパソコンが生活を映し、テレビはウェディングドレスを映すのである」ページ239
様々な文化、様々な政治体制が併存する国際社会に、中国を1つのイメージで評価させようと言うこと、そのこと自体が、1つの非常に馬鹿げた考えであるということまでは、中国政府は今に至るまで、思い至っていない。ページ251
北京がまだ思いついてないことがもう一つある。「”大外宣”はただ国家イメージを形づくるだけのものであって、外交に役立つかというと非常に拙い手段である」ということだ。カラスを白く塗っても、短期的に一部の観察者に”カラスは白い”と錯覚させるのが関の山であり、時間の経過とともに、黒いカラスはまた元の色が見えてくるだろう。ページ252

ソーラーシェアリングのすすめ

「ソーラーシェアリングのすすめ」を読みました。3回目の通読です。「ソーラーシェアリング」のバイブルです。残念なことに出版社が潰れてしまい、今は、古本でしか入手できません。何と、アマゾンで、17,772円~(2020/3/24現在、定価3,800円)と非常に高価です。著者の長島彬先生の運営する実験場、CHO技術研究所に、昨年の6月より、毎週水曜日に伺っています。研究所顧問の肩書きもいただきました。長島先生は御年77歳ですが、天才的な方です。心より尊敬しております。尚、長島先生は「ソーラーシェアリング」という言葉を作った人で、特許出願されています。
今年の1月には、安倍首相が国会答弁で「ソーラーシェアリングを国として推進する」という発言も得ました。読めば、読むほど味の出る本です。世の中は、似非ソーラーシェアリングが横行しています。先生が、この本で何度も述べているように、ソーラーシェアリングは、売電中心ではなく、あくまでも農業中心です。農業経営者、施工業者、行政は、この本を熟読するべきです。備忘します。

日本を変える、世界を変える! 「ソーラーシェアリングのすすめ」

日本を変える、世界を変える! 「ソーラーシェアリングのすすめ」

  • 作者:長島彬
  • 発売日: 2015/10/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

幸いなことに、解決できない廃棄物問題を持つ原子力に比べても、太陽光発電のコストは抜本的に下がりました。ソーラーシェアリングと言う太陽光発電の大面積が必要と言う欠点を克服する方法が見つかりました。ページ16
太陽光発電は必要な廃材費用まで加えて推計しても15円キロワット時を下回り、もはや火力発電より安価な電力と言っても良いところまで下がったことを共通の認識にしましょう。ページ28
水力発電については、ダムは水流を遮断すると言う最大の欠点を、上流と下流をつなぐ「貫流水路」の設置を義務化することによって克服できれば、太平洋から得られる太陽エネルギーを、山岳に降る雨や雪として受け取り、いっそう有利な自然エネルギーとして使えることになります。ページ30
これからの自然エネルギー時代のベストミックスとは、水力、風力、太陽光による自然現象を利用した発電に加えて、バイオマス(作物や木材)のように自然の収穫物から得る燃料や、蓄電電力を効率よく組み合わせて、合理的にエネルギー取得を実現する社会を築く言葉として用いることが適切になります。ページ32
2003年の末年に、慶應義塾の生物学の教科書中に、植物の「光飽和点」の説明を見つけ、すべての田畑はもとより、果樹園、公園や牧場などに入る植物が強い光を利用できていないこと、むしろ多くの動物と同じように、強い太陽光自体がストレスになることに気づき、ソーラーシェアリングの基本構想が瞬時にでき上がりました。ページ36
ソーラーシェアリングを実用化するためには、いろいろな制約があります。安価な部材を選択する以外のソーラーシェアリング導入の要件を詳しく考えてみましょう。農作の要件、①耕作機械を使用するための適切な高さと空間があること、②雨だれや風の被害を最小にする。… 、③農作の方向に合わせてソーラーシェアリングを設置すること、④作物の種類は連作障害の回避等でいろいろ変更する可能性が大きく、遮光率を低く設定することを要する。作太陽光発電からの収入ばかりを重視して、植え付けする作物をかけて育てる作物に変更する計画は本末転倒。
簡易な架台を指向する要件は、…日本は毎年の台風襲来や大雨の被害、加えて地震国でこれらの自然災害に対する配慮が、コストを下げるために特に重要です。①強風による風荷重や積雪による負荷を、細身のパネルを使用することで、大型パネル使用時に比べ数分の一に減らす。②積雪風地震浸食などが要因で起きる以上沈下汚染事を重視し、地下の状態が随時把握できる構造。③パネルの傾斜角を変更できる機能をもたせ、風速60メートル以上の烈風にも対応する。
導入費用と管理費用を最小にするため、①組み立てが容易でまた分解しやすい機能。②洪水で漏電が発生しないようパワコンやパネルの電気部材が水没しない配置であること。③不良パネルが生じた時早期発見機能があること。④黄砂、降灰、落ち葉等によるパネルの表面汚染に対する自浄作用を持つ設定であること。ページ40
…普遍の数値として最も単純化した太陽光発電モジュール面積の合計と、空中に展開するソーラーシェアリング装置全体の面積の費用遮光率を定めることにします。分母は土地の面積全体じゃないことに注意してください。
遮光率=モジュール面積の合計÷モジュールの展開面積
この定義の利点は1日の太陽の位置や季節天候土地の緯度経度と経度差の影響を一切受けない普遍の数字になり、また設置後も、誰が見てもいつでも容易に明確に確認できることにあります。ページ42
太陽光発電の課題で一番留意しなければならないのは、沈下対策です。特段の強風に吹き飛ばされない配慮は、強風時に安心できる数の貼り縄を張れば済みますが、沈下は過ぎようがありませんので、沈下防止を重視した構造が絶対です。ページ62
全体を遮光シートで覆うことは園芸などでよく行われ、また温室の中にも外と比べて全体的に暗くなります。この方法をソーラーシェアリングで採用すると、風を受ける半透明パネルに加わる荷重は無限に大きくなり、パネルを支持固定するための架台強度の要求が高くなって経済的に成り立ちません。故にソーラーシェアリングの根本は「格子状に細いパネル(モジュール)を設置すること」の是非を明らかにすることが実証試験場の目的になります。ページ64
原理的にソーラーシェアリングで減収は生じない。生命の維持最優先、体温、酵素が働く温度(強い光では葉緑素葉緑体も移動する)、光合成は水(原料)が不足したり、ないとできない。水の蒸発が多いと炭酸ガスを取り込めない。直射日光のあたる葉の役割は影を作り、他の葉の光合成を助ける利他行為である。ソーラーシェアリングによって光合成を行う葉が増加する。ページ93
稲坂の反収は十万円であるがソーラーシェアリングは種類により9倍の収入を得ることができる。工作意欲を持つ若者を援助する新規農家新節制度を作ろう! 1ヘクタールの耕作で税金を納める専業農家群が誕生する。ページ123
…今までは農業は収入が少なく魅力のない職業になっていますが、ソーラーシェアリングが導入されることによって一変できます。日本の農業は全体で8兆円産業です。ソーラーシェアリングを導入することによって、16兆円産業である電力業界の売り上げの相当な部分を移せる可能性があります。ページ170
太陽光発電もまた今までのメガソーラーの金網で囲んだ無人の閉鎖空間に雑草が伸び放題、害虫が無制限に繁殖し、山を崩し、池を埋め尽くすような作り方は否定されなければなりません。ソーラーシェアリングの良さは人の生活と共生できることです。あらゆる植物や生物が酷暑に喘ぐ中に日陰を作って環境を緩和します。緩和しながら、無限のエネルギーが得られ、それが副収入として生活を楽にすることにつながります。同時にソーラーシェアリング普及が化石燃料の使用量を激減させながら、開発途上国にも清潔で文化的な生活を可能にして、格差を是正し、世界各地で平和と安全が享受できるようになることにつながるのです。素晴らしいエネルギー革命ではありませんか。ページ172
今後、ソーラーシェアリングを普及するための有効な施策は、農業の発展的な継続を目指した健全な経営体質の持続と、遠い子孫までの継承を確実にすることにあります。したがって農業基本法農地法によって、農業委員会の監督と指導権限を明らかにし、適切でないソーラーシェアリングを確実に排除することを示し、その代わりとして、これから実施を志す者を広く認めて実行できるよう「届け出制」に移行することが肝要です。ページ180
太陽光発電の買い取り価格は2015年には27円になりましたが1日も早く20円の時代を作り、自然を破壊する作り方で行われるメガソーラーを採算の合わない事業とし、また今後は国民の負担を強いる賦課金制度は出来る限り縮小していくことが必要ではないでしょうか。付加金は、太陽光発電に参画できない多くの国民から電力料金と言う形の中で、財産を奪う図式が顕在化していき、太陽光発電の普及すら国民的な支持を失う恐れさえあります。ページ184
…耕地や草地、内水面、屋上庭園、公園、あるいは用水の上部、道路上、駐車場など、人間の生活空間のあらゆる場所が、実はソーラーシェアリングの適地に変わることを示しました。何よりの特徴は、自然と共生して過酷な気象を緩和する効果を加えながら、安価で安全な永遠のエネルギーが得られることにあります。ページ194

乳酸菌とビフィズス菌のサイエンス

「乳酸菌とビフィズス菌のサイエンス」を読みました。仕事上の読書です。乳酸菌を研究してる方から、基礎資料として紹介されました。京都大学の出版A4版ページの大著です。論文集に近い構成です。難儀しました! でも、若い頃に、医薬品プロパー(MR)研修で学んだことがたいへん役に立ちました。表面的には理解できました。(?)今、世界中が目に見えないウイルスに悩まされていますが、目に見えない乳酸菌やビフィズス菌がヒトに役立っていることを再認識しました。研究者によれば、乳酸菌の作用機作は仮説が多く、わからないことが多いとの意見が多く、これからの研究分野であることがよくわかりました。前職の会社に所属している研究者が編集担当者として4名、名を連ねていますが、面識はありません、残念でした。備忘します。

乳酸菌とビフィズス菌のサイエンス

乳酸菌とビフィズス菌のサイエンス

  • 発売日: 2010/12/07
  • メディア: 単行本

機能性食品は日本が世界に先駆けて提唱した概念で、食品の機能性を認識させたものであり、ヨーロッパなどに大きな影響及ぼして、プロバイオテックスなどの概念の基礎になったものである。その定義は「生体の調整によって生活習慣病のリスクを軽減し、健康寿命伸ばすことに役立つ補助食品」とされているが、乳酸菌の人への効果を念頭に置いた乳酸菌飲料や乳製品はこの範疇に含まれるものとして注目された。ページ3
乳酸菌及び乳酸菌が生産する物質の産業利用への将来的な期待も大きい。発酵食品のスターターとして、あるいは食品添加物としても用途のほかに、…工業生産、抗菌活性の利用など、その用途拡大も期待される。さらに乳酸菌の外来ワクチン遺伝子の運搬大としての利用の研究も進められており、新しい乳酸菌の利用法として注目されている。ページ6
乳酸菌は乳酸を多量に作る細菌を意味し、慣用的な呼び名であって、分類学上の呼び名ではない。細菌の仲間は現在、数百の属に分類されている。その中で複数の属が乳酸菌の仲間である。ページ7
乳酸菌は炭水化物を含む有機培養基によく繁殖し、発酵生産物として、主として乳酸を作る細菌を指す。…そして真の乳酸菌を決定する項目を重要な順に列記している…①グラム染色、②形態(桿菌または球菌)③カタラーゼ反応、④発酵形式、の順であるページ8
穀類の発行(生主の素、ウイスキー酵母パンの生地など)は酵母によるアルコール発酵が主目的である。ページ14
人の腸内には1000種類以上、約100兆個の細菌が複雑な生態系を形成し、生体内の代謝、ビタミンの生産、免疫力の活性化、病原菌の腸管内での増殖など多くの重要な役割を担っている。特に、ビフィズス菌は腸内フローラの主要構成菌群の1つであり、宿主の健康維持に大きく関わっている細菌であることが明らかになっており、今日ではプロバイオティクスとして広く利用されている。ページ80
母乳乳幼児では早期に腸管内のビフィズス菌の定着が見られ、ほぼビフィズス菌のみに占められた腸内細菌層を形成する。ページ104
乳酸菌の多くは複雑な栄養要求性を示し、合成培地に生育させる場合には、多くのアミノ酸、ビタミン、核酸、金属塩等の添加を必要とする。ページ184
ヨーロッパを中心とした各地域で独自の製造法が発展し、それぞれの風土に応じた多種多様のチーズが製造されるようになった。使用される微生物も様々で、ほとんどのチーズで乳酸菌が使用されるが、チーズの種類によっては乳酸菌に加えて他の細菌、カビ、酵母なども使用される。ページ375
チーズ製造における乳酸菌スターターの役割は大きく2つある。1つ目は酸を醸成して乳の凝固を促進させることである。これは乳酸菌以外の微生物では代替えできない重要な役割である。… 2つ目の役割は、乳成分の代謝により、味成分や香気成分を生成して風味を作ることである。ページ376
発酵ソーセージの原料には衛生的に処理された鮮度のよい肉を選別して使用するが、食中毒菌による汚染の危険性がある。ほとんどの食中毒菌は発酵ソーセージに添加される食塩、亜硝酸塩、あるいは発酵中の乳酸菌の増殖によるpH低下、乳酸、酢酸、プロピオン酸などの有機酸、過酸化水素二酸化炭素、ジアセチル、あるいはロイテリンなどの低分子抗菌物質の生成、あるいはバクテリオシンなどの抗菌物質によって生育が阻止される。ページ392
漬物の野菜の葉、茎、音、果実などが食塩とともに桶などの密閉容器の中で重石をして漬けけ込まれる。食塩はその浸透圧で野菜の細胞から栄養に富んだ栄養分を水分とともに浸出させる。…これらの微生物の発酵により蓄積をした乳酸やアルコールは漬物に酸味や香りを与える。さらqに発酵で蓄積した乳酸は食塩とともに腐敗菌の増殖を抑え、漬物の保存性を良くする。ページ397
東南アジアから中央アジアにかけての地域に見られる伝統的なアルコール飲料を作るためにスターターとして餅麹が用いられる。国によって呼び名が異なるが製法は同じである。すなわち生の米あるいはそばなどの雑穀の粉を水で練り、餅の形態にし、すでにある餅麹の粉をまぶして製造される。ページ398
わが国で一般的なホワイトブレッド(食パンや菓子パン等)は、培養された酵母菌がスターターとして用いられ生地発酵が行われる。したがって乳酸菌の関与する余地はないと考えられていたが、…いずれの酵母菌体製品にも相当数の乳酸菌が存在することを認め、ホワイトブレッドの生地発酵にも乳酸菌が介在していることを明らかにした。ページ401
清酒醸造の特徴の1つに、開放状態で発酵が行われることが挙げられる。この方法は、有害な細菌や野生酵母による汚染に常にさらされており、発酵が正常に進行しないという危険性が高いが、実際は酒母において乳酸酸性下で大量の有料清酒酵母を用いることによって、良質の清酒を安定して醸造している。この乳酸の働きは酒母のpHを下げ、有害な細菌や野生酵母の生育を抑制する働きが他の有機酸に比べて優れており、蒸米の糖化を阻害することが少ないと言う利点に因っている。ページ402
乳酸菌のウィスキーに対する品質への寄与は、①pHを下げ、蒸留時の不快な香りの溜液への移行を防ぐこと、②ウイスキー中の揮発性香気成分に好ましい影響及ぼすとの報告があり、乳酸菌はウイスキーの品質形成に重要な役割を担っている。ページ408
発酵食品や腸管に由来する各種微生物の中で、人や動物の健康に役立つものはプロバイオティクスと呼ばれる。プロバイオティクスと言う言葉は、抗生物質が病原菌、有害金を直接殺すのに対し、マイルドの作用で、有用菌が有害菌を抑えることをイメージして名付けられた。また腸内の有用菌を増やす働きを持つオリゴ糖などはプレバイオテクスと呼ばれている。抗生物質が耐性菌の出現などで問題を抱えている中で、新たな手段として注目を集めている。ページ495
プロバイオティクスとしての乳酸菌は、発癌予防や抑制効果にも役立つことが多くの研究で示されている。乳酸菌の抗ガン作用及び関与メカニズムは不明な点が多いが、乳酸菌は発癌に深く関与している環境及び食品由来変異元物質に直接作用し、これらの物質の毒性を低減し、がんの治療及び予防に役立つことが考えられている。。ページ534