2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

できる社長の会計力

「できる社長の会計力」を読みました。会計力というのは「純資産」を守り、増加させることでした。財務諸表の見方とか、コストダウンとかの議論を予想していたので、肩透かしのような気にもなりましたが、経営者が読めば意味のある本です。ですから以前ほど…

トレードオフ

「トレードオフ」を読みました。シンプルな主張「戦略とは上質か、手軽かの二者択一である」を述べた本です。「中途半端はだめである」あるいは「戦略とは捨てることである」を豊富な実例を挙げています。つい事例の面白さに引き込まれてしまいました。今後…

ゆっくり動くと人生が変わる

「ゆっくり動くと人生が変わる」を読みました。「引き寄せの法則」の本を読んでいるようでした。よい生活習慣の習得は「信じる」ことです。「信じて」実行してみます。実は、職場が変わってから、朝の歩行スピードが著しく遅くなっていることに気づき、気に…

野心のすすめ

「野心のすすめ」を読みました。電車の中で「「やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、やらなかったことの後悔は日々大きくなる(p.25)」のコピーで購入しました。林真理子さん、数週間前にテレビでご自宅訪問みたいな番組にでていました。案外、シ…

とんでもなく面白い古事記

「とんでもなく面白い古事記」を読みました。簡単で分量の少ない本なので全体を通読、思い出すつもりで読みました。いくつか、はっとする指摘があり、題名のように面白く読めました。「スサノヲの乱暴により穀物の誕生を促した」とのこと。なるほど、なるほ…

村田昭治のマーケティング・ハート

「村田昭治のマーケティング・ハート」を読みました。マーケティングの教科書だろうと想像して読み始めました。さにあらず、エッセイでした。講義録を本にしているそうなので、わかりやすい本です。著者は学生時代、小説家になろうとしたり、中年で劇作家に…

歴史の愉しみ方

「歴史の愉しみ方」を読みました。実に楽しい本です。著者は映画「武士の家計簿」の原作者だそうです。その辺の事情もあっさり触れていて興味深く読みました。学者でありながらエッセイストとして超一流であると思います。短い文章のなかに光るものがあり、…

会社法入門

「会社法入門」を読みました。2005年に大改正があったことすら知りませんでした。部分改正だと思っていました。「現代語化」と「現代化」を同時に行った大改正だったそうです。本当にわかりやすい本です。これだけ噛み砕いて説明できる著者の力量に感服いた…

すごいチーム

「すごいチーム」を読みました。「すごい会議」の姉妹編です。概ね手法は理解していましたので違和感なく読めました。理解はできますが、実践は難しいと思います。経営者が納得して、コンサルタントやインストラクターが定着させなければ、うまくいかないと…

商売の原点

「商売の原点」を読みました。セブンイレブン鈴木イズムはすごいの一言です。商売の原理原則を曲げない強さがあり、競合に負けない熱意にあふれています。競合で売上が落ちるのは力のぶつかり合いの結果ではなく、自滅だと説いています。まさにその通りだと…

データサイエンティスト

「データサイエンティスト」を読みました。アルファブロガー、橋本大也さんの著作です。あっさりと「データサイエンティスト」「ビッグデータ」など概要を説明しています。知識としてはいいのですが、将来セクシーな職業になることが確実なら、もっと煽って…

胎児の世界

「胎児の世界」を読みました。科学の本を読んで哲学的な感じをいだきました。生物の発生について考えているはずなのに、考古学、あるいは心理学、あるいは歴史、宗教に拡散しました。一週間が7日であること、大学の授業が90分であることは人類としての文…

競争の作法

「競争の作法」を読みました。失われた10年、20年の分析をしています。驚いたのは地方の経済が復活しない理由は「固定資産税が安すぎるからだ」という指摘です。地方経済の極度の不振は税制にあったことを初めて知りました。今まで聞いた説明のなかでは一番…

十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨ててくだ

「十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨ててくださって宜しい」を読みました。手紙の書き方の指南書です。時代を超えて勉強になりました。メール全盛の今日でも十分に有用です。遠藤周作さんは1996年に亡くなっていますが、その十年後…

こんにゃく屋漂流記

「こんにゃく屋漂流記」を読みました。千葉九十九里海岸沿いの著者家族のルーツ探しです。祖父がなぜ、千葉の漁師だったのか? なぜ屋号が「こんにゃく屋」なのか? その疑問を解いていくうちに、江戸時代、伊勢の漁師が鰯をもとめて出稼ぎに訪れ土着したこ…

人を動かす人になるために知っておくべきこと

「人を動かす人になるために知っておくべきこと」を読みました。ワタミの渡辺美樹さんの監訳です。ポジティブシンキングの本です。元気なときは読み流せるのですが、そうでないときは辛い。笑いながら読めたので今の精神状態は悪くないのかも…備忘します。「…

世界をこんなふうに見てごらん

「世界をこんなふうに見てごらん」を読みました。こころ温まるエッセイです。動物行動学者の考え方を肩肘はらず、豊かな事例と偏らない論理で諄々と説いています。名著です。驚いたことに著者の日高敏隆さんの訳書を何冊も読んでいました、昔々「裸のサル」…

損益分岐点分析がよくわかる本

「損益分岐点分析がよくわかる本」を読みました。大変勉強になりました。要するに損益分岐点分析の重要な点は固定費と変動費用どう正確に分けるかということです。そこだけです。備忘します。図解「損益分岐点」がよくわかる本―利益が出せる100のポイント (P…

コトラーのマーケティング3.0

「コトラーのマーケティング3.0」を読みました。未来志向のマーケティングです。経営者は今日ではなく、明日を考えなくてはいけません。昨日、今日、明日を連続していると考えている人に未来はないことがよくわかりました。備忘します。コトラーのマーケティ…

海賊とよばれた男

「海賊とよばれた男」を途中まで読みました。出光興産、創業者出光佐三をモデルにした小説です。途中で辛くなって読めなくなりました。家族主義を理想化しているような、英雄願望が潜んでいるような、閉塞した世界をスパッと割り切りたい風潮に迎合している…

マンガでわかる統計学

「マンガでわかる統計学」を読みました。マンガで書いてあっても難しいものは難しいことがよくわかりました。もう少し噛み砕いて説明しないと読者ががっかりします。私の能力不足を棚に上げてといわれそうですが、???の部分がいくつもありました。少なく…

ヤバい経済学

「ヤバい経済学」を読みました。人は必ずしも合理的な経済行動をとるわけではない、しかしある現象に対して仮説を立て検証すると、常識では測れない驚くべき知見を得ることがでできます。「英才教育で人は秀才にはならない、よい親からよい子供ができるだけ…

ヘンテコピープルUSA

「ヘンテコピープルUSA」を読みました。著名な経営コンサルタントの推薦です。著者ルイ・セローはマイケル・ムーア監督のもとで修行したのち、英国のトンデモ番組の制作にかかわりました。そのトンデモ番組の出演したヘンな人たちの数年後を取材してこの本に…

統計学が最強の学問である

「統計学が最強の学問である」を読みました。著者紹介を見て、驚きました。西内啓先生は1981年の生まれです。若いのに驚きました。読後の印象からして壮年の教授を想像していました。東京大学医学部出身の新進気鋭の統計学者でした。格好いいね!。生半可な…

最後の授業

「最後の授業」を読みました。バーチャルリアリティの権威であり、終身教授であったランディ・パウシュは、46歳のある日、膵臓がんで半年の命と告げられる。その日から最愛の妻、残していく3人の子、教え子たちに大事なことを伝えておくことを考える。そして…

決算書まるわかり教室

「決算書まるわかり教室」を読みました。項目のはじめに質問があり、その解説という形で会計の基礎を書いています。よい復習になりました。全問正解とはいきませんでしたが。勉強の順番も教えてくれているようです。損益計算書⇒貸借対象法⇒キャッシュフロー…

プロフィット・ピラミッド

「プロフィット・ピラミッド」を読みました。2007年の本です。題名につられて購入しました。要するに当時儲かっていた会社の事例紹介とそれらの企業が成功した理由を抽出した本です。例に上がっている高収益会社は「キーエンス」「ローム」「ファナック」「…

神の島 沖ノ島

「神の島 沖ノ島」を読みました。偶然ですが。この前に読んだ「インド放浪」の藤原新也氏の写真集でもあります。安部龍太郎氏の沖ノ島を題材にした短編小説でもあります。 沖ノ島については「古事記を旅する」の冒頭の章で詳しく述べられており、全裸で禊を…

インド放浪

「インド放浪」を読みました。私にとって、すでにこの本を読む時期は過ぎ去っています。ノスタルジーとか、レクイエムとしての読書はまだ早いと思っています。後半は飛ばし読みでした。 著者の藤原新也氏は私より10歳年上で、芸大を中退しカメラを持って世界…

楊家将

北方謙三「楊家将」を読みました。歴史小説を読むのは久々です。本作で吉川英治文学賞を受賞したそうです。楊家の物語は、中国では、三国志や水滸伝に匹敵する人気歴史物だそうです。北方謙三さんの手でとても面白い小説に仕上がっています。月並ですが、血…