通夜

従姉の通夜に行きました。母の兄の3女で、享年60歳。3人の女子を生み、10日に逝きました。私は、夏休みに稲取の家に預けられていました。子供の頃、姉、弟のように遊んでもらいました。ありがとう…

死に顔をみているうちに、彼女の声が、そのままの音色で、聞こえてきました。長女の口元があまりにもよく似ていて、そこに彼女がいるような錯覚に陥りました。孫が無邪気に何かを探している姿を見て、繋がる命のありがたさと、時の流れの早さを嘆きました。「子、川の上(ほとり)に在りて曰わく、逝(い)く者は斯(か)くの如(ごと)きか。昼夜を舎(や)めず。」

通夜で、たくさんの「いとこ」に会いました。母方の伯父、伯母はここ数年で、すべて亡くなり、次の世代になっています。次の世代(生年はは昭和8年〜昭和29年)もまた何人か亡くなっています。今年は2人でした。まだ30人以上が生きていますが、50年後には全員、鬼籍に入ります。血のなせるわざか、今までになく、従兄、従姉たちが、いとおしく、やるせない気分になりました。

通夜から帰って、日野原先生の「いきいきと生きる」をまた観ました。「病気になっても笑顔を忘れず、周りの人に感謝しなさい、さよならと心の中で言いなさい…」と。


いきいきと生きる [DVD]

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