金なし!コネなし!.経験なし!だから会社は強くなる

「金なし!コネなし!.経験なし!だから会社は強くなる」を読みました。経営の厳しさは、大企業の雇われ経営者ごときに、わかるはずがないと断言しています。その通りなのでしょう。「資金繰り」について著者の経験を虚心坦懐に拝聴、大変勉強になります。ひとりで生きるということは大変なことです。「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」は含蓄の深い言葉であり、大いに励まされます。備忘します。

金なし! コネなし! 経験なし! だから会社は強くなる

金なし! コネなし! 経験なし! だから会社は強くなる

真っ先に行ったのは、大企業の弱点を洗い出すことでした。そうすることが、やる気を奮い立たせるパワーになると信じたからです。◎大企業が参入したくてもできない商品やサービスを探す ◎大企業が苦手な商品やサービスを探す  2点に的を絞りました。それは父ちゃん母ちゃん規模の零細企業や、金なし•コネなし・.経験なしの起業家が「小さくても強い会社をつくる」ためのビジネス戦略。(p.23)
私たちが勝ち抜くヒントは「3K」にあります。「3K」を意識して経営をすれば、どんなに世の中が不景気になつても商売敵が現れても、ビクともしません。小さくても強い会社を守り育てていけます。「3K」とは、?カツコ悪い?くだらない?細かい 大企業がイヤがるビジネスを喜んでやることです。(p.27)
ホームページ に訪問してくださるお客様に丁寧に挨拶するように顔を見せること。その顔もスナップ写真や古ぼけた写真、扱ぅ商品やサービスの価値を下げるようなものではいけません。(p.52)
ネーミングは「ビジネスの生命線」です。お店に並んだりホームページに掲載したとき、商品名を見ただけでどんなものかイメージできないようでは、売り上げは望めません。…ネーミングが不合格で売れないということは、本当に多いのです。(p.62)
資金繰りにこけるのは「くそ真面目でバカ正直な人」思いつめる性質では、経営者は務まりません。。(p.121)
資金繰りを考えるとき、・家族や親せきを巻き込まない ・借りたお金は借りて返さない この2点はぜひとも注意してください。資金が足りないからと、家族からお金を借りることに抵抗感を覚えない人は、経は向いていないと思います。(p.127)
経営者として何を優先するべきかと。私は、・給料 ・支払い ・税金 ・返済 の順でお金を当てようと考えました。金融機関には申し訳ないですが、まずは社員の生活を守ること。…優先順位で最後になってしまった返済ですが「返さない」のではなく「返せない」のだ。…「返さない」のは悪意がありますが「返せない」のはビジネスの問題ですから、罪悪感を掉だないようにしようと、生意気にも考えました。…条件変更や繰り延べの交渉は可能です。カツコつけて「給料の支払いを止めても返済する」とか、「借りてきて金融機関の返済 にあてる」などは、責任ある経営者のすべきことではありません。(p.163)
社長は頭を下げるのが仕事。この意味は、窮地を向き合ぅほどに、分かってくると思います。頭を下げずにすめばいいけれど、そぅはいかないのが中小企業の経営です。あなたは、潔く頭を下げられますか?(p.199)
「ピンチはチャンスに変えられる!」無理やり考えるようにしています。売れても怖い、売れなくても怖い。だったら、両面を見ればもっといいものが生まれるに違いないと思うのです。そうして出た結論が、「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」です。(p.201)