３週間続ければ一生が変わる

「３週間続ければ一生が変わる」を読みました。ずっと以前に題名に惹かれて購入しました。よいことを習慣化するためのノウハウ本だと思っていました。さにあらず。原題は「Who will cry when you die?」（あなたが死ぬとき、誰が泣いてくれますか？）でした。どちらかというとスピリチュアルな本でした。「知識は力ではない、実行したときに初めて力になる」という考えは、実に正しいと思います。「つひに行く 道とはかねて 聞きしかど 昨日今日とは 思はざりしを」。人生はあまりにも短いものですが、まだまだ十分、間に合うと励まされました。「ゴールを決めて、いつも確認すること」「毎日運動すること」「挑戦すること」の大切さを学びました。実践します。備忘します。★★

3週間続ければ一生が変わる〈ポケット版〉

人生で貴方を押しとどめているのは、あなたが如何なる人間かということではありません。自分はこういう人間ではないと考えていることなのです。あなたの内面で起こっていることのせいで、欲しいものが手に入らないのです。(p.26)
人生のたそがれ時を迎えて、死の床に就く時、あなたが一番後悔するのは、負ってきたあらゆるリスクではありません。あなたの心を満たす最大の後悔と悲しみは、避けてきたすべてのリスク、つかまなかったすべての機会、たち向かおうとしなかったすての恐怖でしょう。(p.37)
これから一月、何かをするときは熟考してください。他のみんながしているという理由で、何かをしないようにしましょう。しかるべき理由があって他人と違っているのは、賢明な生き方なのです。(p.41)
早起きは生活に取り入れるに値する、成功する原則を一つである、と言っても差し支えないでしょう(p.51)
時間は最も重要なものですが、ほとんどの人は世界中の時間を所有しているかのような生活を送っています。生活をコントロールする秘訣は、今日一日の中で集中する感覚を取り戻すことです。物事を成し遂げる秘訣は、何に手をつけずに済ますかを知ることです。人生の使命を果たして何かを残せるような、強い影響力のある活動と優先事項だけに日々の時間を使うようにすれば、すべてが変わるでしょう。(p.66)
困難に直面していると四六時中、そのことばかり考えてしまいますです。そうではなく、心配事だけに当てる時間を作ることをおすすめします。夕方の三十分がいいかもしれません。その心配事に充てる時間中は、悩みにどっぷり浸り、困難についてくよくよ考えてもいいでしょう。でもその時間が終わったら悩み事を忘れて、何かもっと生産的なことをするように自分を鍛えなければなりません。(p.84)
これを最後に自分に厳しくするのはやめてください。あなたは人間で、人間は過ちを犯すようにできているのです。同じ失敗を繰り返さず、過去から学るだけの判断力を持っているかぎり、正しい方向に進むことができます。それらを受け入れて前進してください。(p.88)
問題が生み出しがちな精神的混乱を解き放つためにすべての心配事を紙に書き出すのです。そうすればももはや心配事で悩んだり、貴重なエネルギーを減らしたいすることはなくなるでしょう。このシンプルな作業によって問題を客観的な目で眺めて整然とした、計画性の高い手順で取り組むこともできるようになります。(p.91)
ある研究によれば行動は思想に影響与えるそうです。うなだれ、猫背になって自信をなくした人の真似をしているとやがてあなたは、自信をなくし始めます。…微笑み、声をあげて笑い、頭あげて真直ぐに立っていれば、最初はあまり良い気分ではなかったとしても、すぐにずっといい気分になっている自分に気づくことでしょう。(p.127)
…活躍している成績優秀の男女は、財布にしまった小さなゴールカード持ち歩いていて、一日のくつろげる時間になるとそれを取り出しておさらいしています。カードには、大切な人生のゴールがいくつか書いてあり、いつまでにそれを達成するかも書かれています。個人的なものであれ、仕事上はであれ、スピリチュアルなものであれ、最優先事項を再認識するという訓練は賢明な方法です。(p.132)
…私としては全く何もしないよりは失敗してもいいから何かをする勇気を持ちたいと思います。残る人生の日々、居心地がよく、安全で、平凡な暮らしを送るよりは、人間としては自分の限界を広げ、一見したところ不可能に見えることを可能にするほうがずっと好きです。それこそ、真の成功の本質でしょう。(p.149)
私たちは私たちの思考そのものではありません。そうではなく、私たちは思考を考える人なのです。心の流れる思考を創造しているのです。つまり、その気になれば、私たちは思考を変えることができるのです。(p.150)
お金を使うときは、常に感謝する事を忘れないでください。これに触れるすての人々に幸あれとたのみ、飢えた人々に食べ物を、裸の人には服をもたらし、自分の手元には百万倍になって戻ってきなさいと銘じるのです。…(p.164)
どんなに忙しくても彼は午後五時半になるとオフィスをしめて、…巡礼の旅に出かけ、ランニングマシンで数マイル走るそうです。何をもってしても、健康と幸せをもたらすその時間を彼から奪うことはできません。…ある調査によれば運動すれば若返るだけでなく、長生きできることが立証されました。ハーバード大学の一万八千人の卒業生を対象にした研究では、一時間かけて運動する度に寿命が三時間延びることがわかりました。体のフィットネスに費やした時間ほど、素晴らしいリターンが得られる投資はありません。忘れないでください、運動する時間を作らない人たちは、いずれ病気のため時間を割くことになるです。(p.171)
大切なのは、毎日、いちばん愛する人達と食事をする時間を作り、もっと豊かに有意義な家庭生活を築く努力を心がけることです。(p.248)
遺産を築き始めるのは、”もっと時間ができる”十年後ではなく、今日です。なぜなら、私たちは「その時」が決して来ないことを知っているのですから。人生で何を創造したいのか、じっくり考えてください。もっとも大切なことは、あなたが存在しなくなったとき、世界に何を遺したいのかを考えることです。あなた共に終わってしまわない事を始めれば、偉大さがもたらされます。(p.266)
…心のそこから自分の才能を他人の人生に影響を与える目的のために使おうと決意した時、幸福と充実した人生が訪れるのです。人生からすべてのがらくたが取りのぞかれたとき、人生の真の意味が明らかになります。自分自身だけではなく、他人のためにも生きるのです。簡単に言えば人生の目的とは目的のある人生を送ることなのです。(p.277)