フォトジャーナリズムとは何か

 放送大学、特別講義「フォトジャーナリズムとは何か」を視聴しました。フォトジャーナリスト、広川隆一さんのインタビューです。一番大事なのは「人間の尊厳」だと語っています。事実を伝えるのがフォトジャーナリストではなく、事実を変えるのもフォトジャーナリストの仕事だと話しています。例えば、ジャーナリストが戦場に居るだけで理不尽なことが起きないこともあることを知り、事実を伝えるだけが仕事ではないと悟ったそうです。パレスチナチェルノブイリ東日本大震災の取材を通じて、事実を写真で伝えるだけではなく、人間として対処しなければならないと感じたそうです。写真を撮るより人の命を助ける方が優先順位が高いことがあります。「写真が上手なだけではダメだ、写真のなかに世界が写っていなければならない。」と。