日本語の音韻と外来語

放送大学、日本語概説、第4回「日本語の音韻と外来語」を視聴しました。東京大学大学院の肥爪周二準教授の講義です。マニアックな先生のマニアックな話です。

日本語の語彙や文字は外来語に大きな影響を受けていますが、音韻は影響を受けにくいと考えられます。今後も英語のrとlの発音の差は日本語で区別されることはないでしょう。漢語の音韻も初めは外来語として取り入れましたが日本語に規則的に取りこまれ融合しました。漢字は和語の「訓読み」と漢語の「音読み」があり、「音読み」も唐以前の「呉音」と唐時代の「漢音」が混在しています。山の訓読みは「やま」、呉音読みが「せん」漢音読みが「さん」です。

細かい言葉の分析にいちいち感嘆しました。