「松下幸之助 私の自叙伝」をオーディブルで聴きました。本人の生の声です。社長から会長に退かれた頃ですから、70歳前後の録音です。丁稚小僧の頃、勤め人時代、創業の頃を楽しそうにお話しされています。丁稚の頃、先輩が横領したことに腹を立て、親方に「こんないい加減な会社には居れない」と直談判し、先輩を退職させたこと。逆に創業時代には、悪さをする人間に悩んだ末、それを許すようになり、会社が大発展したこと。実に面白いエピソードです。成功の理由は、病弱であったことと、学歴がなかったことと言っています。他人を信頼して任せることが大事であり、自分はワンマン社長ではないと言い切っています。自助努力は二割程度で、あとは天命だとも言っています。お金は貯めるより使う方が難しいとも。私もそんな心境になりたい。★★