「イノベーションの法則第7回」 池田信夫先生

昨日の話はアゴラブックス(電子出版)に尽きます。スキャンスナップが100万台売れているそうです。これは明らかに本の不法コピーに使われているだろうとのことでした。特にジャンプなどの漫画はzipで友人同士のコピーやネットでの流通が始まっているそうです。高額な医学書も不法コピーされているかもしれません。書籍は、明らかに音楽コンテンツと同じ道をたどっており、合法化して、リーズナブルな価格にしないと、不法コピーで出版業界は潰れてしまうとのことでした。iPadのアプリでの出版(講談社京極夏彦氏の小説出版のやりかた)では検索にかかりづらく実用にならない、各社のサイトからの配信あるいは覗き見が現実的であることがよくわかりました。ホリエモンはブログはお金を取れないので、メルマガに客を誘導して月に250万円の収入だそうです。作家や出版社が著作権や出版文化を守るなどと、時代錯誤的な事を言ってると、逆に不法コピーに根こそぎやられてしまうという警告、よくわかりました。備忘します。

http://www.agora-books.com/


古い企業は時価総額が逓減する。20年から30年が旬である。

ベンチャーキャピタルは米国特有の仕組みである。

金持ちの資産運用としての仕組みである。

長くても5年で終了する。

日本では極端な金持ちがいないので日本では根付かない。

Exitは、IPO株式公開(Netscapeがナスダックで最高値)か、買収(myspace YouTube)である。

ベンチャーキャピタルは、近所に投資、経営にタッチする。個人と個人の関係で融資する。

ドットコム企業の盛衰 ネットスケープ マイクロソフトに潰される。バブルとその崩壊

オンラインスーパーマーケット 物流が追いつかなかった。サンンシスコだけにしておけばよかったのに全米規模ではじめた。生鮮食料品までやった 今でもうまくいくモデルかもしれない。人口密度の高いところで自宅へ届けるビジネスがうまくいくかも。

Go.comディズニーの総合サイト 映画との利益相反

Pet,etoysはだめだがFanitureは今ならうまくいくかも。物流がうまむいけば成功するかも。Globalecom SNS 早すぎた。

Web2.0とは「出直そう」くらいの意味だ。

ソーシャルメディア 参加型アーキテクチャの進展あり。お金を設ける会社と注目を集める会社に分離してきた。

iPad はプラットフォーム。本を読むためのマシンではない。

日本では誰もやらないので私が電子出版をやることにした。グーグルの和解案 日本は和解拒否。日本では出版社が隣接権をもたない。

出版社は既得権を持っていない。日本の電子書籍市場は464億円。dlサイト コミケ サブカルチャーのパワーはすごい。ブルーオシャンだ。

裁判で違法コピーは止められない。世界では違法コピーが減った。合法にして、リーズナブルな価格でやればよい。出版社の存続はは時間との戦いに入った。

出版はトロイの木馬。アンカリング (錨をおろす)人々は習慣で消費する。「出版」というと「有料が普通」だと思われる。

ブログは無料。メルマガは有料。有料インタラクティブメディア。

書店は生き残れない。書店を電子店舗にしないといけない。

日本は金は余っているが当たるビジネスがない。アニマルスピリットがない。国の仕組みは何でもある。日本は一番大切なやる気を失った。産業が日本から逃げだし、世界から見捨てられるかもしれない。

抵抗勢力がないブルーオシャンを狙おう。