現代に生きる戦国武将の失敗学


FORUM-M 定例講演会録「現代に生きる戦国武将の失敗学」を読みました。リーダーには四つの類型がある。1型は信長タイプで「決断力に富んだ行動派」自民党でいえば小泉首相だそうです。2型は光秀タイプで「クールな現実主義者」、福田首相。3型は秀吉タイプで「アーティスト」、麻生首相。4型は「協調的て友好的、寛容、人がいい」、阿部首相、日本人の約40%がこのタイプで、組織社会には最も向いているそうです。各タイプ毎に、部下との相性を細かく解説してくれています。勉強になりました。

私は多分3型です。日本人には少ないタイプだそうです。思い当たるところが多々ありました。備忘します。


3型は…個性的でマイペース、馬耳東風。…自分の好きなことにとりかかると、びっくりするような集中力を発揮します。…一方で感情的であり、喜怒哀楽の激しい部分が出てしまうので、リーダーとして安定感に欠けると思われることがあります。…飽きっぽく気まぐれで、むらっけがあります。持続力が不足しています。

…3型上司に気をつけてほしいことがあります。これはどんなタイプの部下を相手にしたときでもいえることですが、3型上司は誰に対しても自分のやり方を押しつけがちです。独創的で革新的な3型のやり方というのは、その人しかできないやり方が多いのです。ですから押しつけられても、大抵の部下は同じやり方はできないということを認識してください。

…この中で一番難しい関係は…3型上司と3型部下の関係です。これは合わないです。非常に難しいです。秀吉と千利休がこれです。…(その場合は)相手の個性に寛容になる、相手の心理を深読みしない、距離を置いた関係を維持する、相手の才能に嫉妬しない、こんなことに気をつけて下さい。