「頭を下げない仕事術」を読みました。 著者の高野さんに一番興味をもちました。「奇跡のリンゴ」木村氏との対談でエピソードや考え方はある程度知っていましたが、あたらめて仕事のやり方を開示していただき大いに納得がいきました。諦めないこと、一生懸命やること、常識を疑ってみること、それぞれに味があります。基本に仏教者としての利他の心があります。パブリシティのやり方も普通ではありません。地元新聞からではなく世界のマスコミに情報提供して、東京経由で地元に戻せば雪だるまのように大きな効果を得られるとのこと。目から鱗のマーケッティング手法です。驚きました。備忘します。
- 作者: 高野誠鮮
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2016/11/14
- メディア: 単行本
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可能性がゼロでない限り実行してみる。どうせ駄目だろうと最初から諦めずに、実行する。ページ23
本当に叶えたいことがあれば、実行してください。そして頭を下げないでください。ページ27
どんなに優秀で仕事ができる人でも、いつも鉄仮面のような表情で覚めてばかりでは、周囲の人はついてきません。涼しい顔して、適当に流して、何か大きなことをなした人に私は会ったことがありません。何か大きな事をなそうと思ったら、この「熱量」が必要不可欠なんです。ページ51
生きた情報に触れることで、情報の見方が変わり、その情報の価値、意味が全く異なってくるんです。…書籍でも論文でも、何出ている情報は何でも、情報源である人に必ず当たれ。ページ66
人ととのつながりも同じです。この人と繋がりたいと思ったときには、とにかくうまくいったときのことを想像しながらアプローチをするんです。だまされたと思ってやってみてください。イメージの威力がすぐにわかりますから。ページ93
相手を喜ばせれば、相手はお前のこと「面白い人間」だと感じ、興味を抱いてくれる。そうなれば、こちらからを押しつけなくとも、相手の方から近づいてくれる。人との付き合いをしていく際には、まっさきに相手の喜ぶとことを考えろ。ページ136
「みんなだが知ってる」「だれでもたどりつける」ということが、価値を下げてしまうんです。ページ163
情報を流すなら、今いる場所からできるだけ距離が離れた遠方に飛ばした方が勢いを持って戻ってくるということです。ページ172
事を成そうとするとき、会社や上司から評価されたいとか、知人友人から褒められたたいとか、そういうことを考えていては、思い切ったことができなくなってしまいます。褒められるにはどうすればいいか。そんなちんけな考えで仕事をしても、必ずその小ささが表面に出てきます。ページ190
考えているだけでは物事は前にすすみません。時・場所という条件が揃えば、押して、押して、押しまくって、一気に勝負に出るということも重要なんです。腰が引けていては、何もなせません。ともかく行動するんです。失敗したら、またやるんです。ページ258
…私が常に心がけてきたことが関係してると思います。それは神仏を敵に回さな生き方をしようということです。騙さない。ごまかさない。卑怯な真似をしない。偽善を行わない。他人を蹴落とさない。自分の利益だけを追求しない。人様の善意に対しては、どんなに小さなことにも心から感謝し、自分の利益や喜びを優先するのではなく、周囲の人々を幸せにすることを考えて生きていればおのずと、「天佑」が引き寄せられる。ページ262