大人げない大人になれ

「大人げない大人になれ!」を読みました。本気にした普通の若者は路頭に迷います。成毛さんをはじめ尋常でない人たちの考え方・生き方です。普通は「我が儘!」の一言で切り捨てられる可能性が高いと思います。私はその中間で生きてきました。若い頃はほとんど理解されませんでしたが、晩年を待たずしてかなり幸せになりました。備忘します。

大人げない大人になれ!

大人げない大人になれ!

…人は大人げなくいることで、多くの人を魅了し、新たな発想を生み出すことができる。そして、自分の人生を面白くできるのも間違いなく大人げない人なのである。(p.21)
★差別化ということですか。
…見出しにある80兆円とは、団塊の世代が手にする退職金の推計である。…仕事一筋だった人間が、突然やることを失った時には、すかさず何か与えてやればお金を落とすだろうと期待しているのである。ご丁寧にアクティブシニアなどというマーケティング用語までつけて、いいカモにしようとしている。(p.61)
★商売人からすれば、小金のある暇人から金を集める方法を考えるのは当然です。
年をとるにつれて、顕著になる特徴は、保守的、悲観的、独善的の三つである。…人は50代を過ぎたあたりから驚くほど保守的になる…(p.120)
★その通りです。そうなったら迷惑にならないように消え去る勇気が必要です。
個人でも会社でも、最も効果的なマーケティングの方法は、神話をつくることである。神話というと少し仰々しいかもしれないが、人が人に話したくなるような面白い話だと理解してくれればいい。自分が言っては、ただの自慢話にしかならないことも、他人に語ってもらえば神話になるのである。(p.170)
★これも差別化ですが、プレゼン能力も問われるということですか。
…最高の自己投資は読書である。読書をして様々なインプットをし脳を刺激すれば、考え方や発想が変わってくる。これによって間違いなく成功の確率は上がるし、それに応じて収入も上がる。さらに金銭的な話にとどまらず、読書は人生そのものを豊かにしてくれるのだ。本を読むことほど、自分の世界を拡げてくれることはないのである。(p.174)
★至極尤もな読書論です。私もそう思います。