55歳からはじめる最高の人生

「55歳からはじめる最高の人生」を読みました。しまった! すでに58歳です。間に合わないかと思いましたが、読んでみました。全て失うことを覚悟せよ、ということです。明日のことを真剣に考えなければ… 備忘します。

55歳から始める最高の人生: 定年後の20年間を“悔いなく過ごす

55歳から始める最高の人生: 定年後の20年間を“悔いなく過ごす"ために

私はかねてより、死ぬまで働きなさいと述ているが、それが生涯現役とは考えていない。私の考える生涯現役は、いくつになっても自分のことは自分でこなせることを意味している。つまり人と人の世界になら人の世話にならず、自立して生きていけることだ。この状態をキープするのに、いちばん立つのに立つのが働くことだと思っているのである。(26ページ)
退職すれば暇になるだろう事は誰もが想像している。しかし、それがどんなことなのか実感として理解できていない。しばらくは毎日好きなことをやって過ごし、飽きてきたらボランティアでもやればいいだろうくらいに軽く考えている。実際にその暇を味わってみると、半端でないことがわかる。毎日が日曜日で、それが20年間も続くのだ。だがそれがわかったときにはもう遅い。何もやることがないと言う状態が延々と続き、退職症候群になってしまうのである。退職症候群になりやすいのは、サラリーマン生活が順調だった人たちだそうだ。(31ページ)
つまり、私が言いたいのは、55歳くらいから徹底してその道のプロになれ職人になれと言うことだ。(35ページ)
…パソコンによる1人ビジネスには、次のようなものがある。オークションビジネス、商品紹介ビジネス、コンテンツビジネス。この3つに大別できるが、やり方次第では現役時代の年収を超えることも夢ではない。(59ページ)
身に付いた習慣はおいそれと変えられないが、仕事も、給料も、肩書きも、部下も、定年を契機に根こそぎ失ってしまうのが定年退職というものだ。…環境変化に適応できない人が少なくない。彼にはあまりのショックで退職症候群という病気にかかる人間もいる。こうならないためには、定年が視野に入る50代のうちに、サラリーマン固有の習慣を少しずつ変え、新しい習慣を身につけていく作業が必要なのだ。…次のことを心がけるといい。今まで無関心だったことに興味を持ってみる。例えば関心ゼロだったAKB 48について少しは知る努力をしてみる。新しいことに挑戦する、習い事を始めるとか、絶えていかなかった美術館へ足を運ぶなど、周囲が驚くような事を始める。夢を持つ。かつて描いた夢があるはずだ。その夢をもう一度持ち出すとか、死ぬまでにやり遂げるという目標を作る。(73ページ)
これからの新しい人生を読書三昧でとまで言い切る気はないが、恒例になって連れ合いにも先立たれ、一人暮らしになったような時に、孤独を慰めてくれるのは読書であるということを、しっかり胸に刻んでおいてほしい。(89ページ)
50代は体調の衰えが目立ち始める年代だが睡眠に気を付けると、体調は見違えるほど良くなる。逆に睡眠状態が良くないと、精神的にも肉体的にも急速に老化が進む。同じ年齢なのに見た目の若さに大きな差が出るのは、眠り方の影響も大きい。「睡眠時間を犠牲にしていた連中は、早々とあの世に行ってしまった(水木しげる)」(136ページ)
最後の人生を海外暮らしでと言う選択肢は、 30年前だったら移住でもよかっただろうが、今はロングステイの方がメリットが大きいと考えられる。ターゲットに入る場所は、オーストラリア、カナダ、タイフィリピン、インドネシアシンガポール、マレーシア、これからベトナムとかネパールなども視野に入ってくるかもしれない。(176ページ)
リタイアするということは仕事、収入、人間関係を根こそぎなくすことである。現役時代、自分には友人がたくさんいると思っても、定年退職した翌日からゼロになる。孤独にならないためには、新しい人間関係が必要になる。友達のつくりやすい趣味や芸事を持っていることは貴重である。以上が趣味的な側面からの孤独対策だが中には趣味が苦手な人もいるだろう。辛気くさいことやっていられない、そういう人は現役時代に地域社会と仲良くしておくことだ。…地域社会は意外に存在感のあるものなのだ。…目安はお祭りである。どこにでも地域には氏神様がいて、秋にはお祭りがあるはずだ。それに参加して顔を売っておく。定年退職した後ではなく、地位も肩書きもある現のうちにやっておくといい。(289ページ)