官邸の螺旋階段

「官邸の螺旋階段」を読みました。著者の五十嵐広三氏は村山内閣の官房長官です。戸惑いながら大事件に全力で立ち向かう姿勢に感激しました。神戸大震災、地下鉄サリン事件、函館ハイジャック、それぞれの事件の内幕を知り、その奮闘ぶりに驚きました。まさに「官房長官」とは「繁忙長官」だということが、よくわかりました。取引先(旭川市)の元社長が故五十嵐氏です。訪問の際、先生の遺品も拝見いたしました。ご存命の内に、お目にかかれなかったのは誠に残念でした。アイヌのくだり、備忘します。

官邸の螺旋階段―市民派官房長官奮闘記

官邸の螺旋階段―市民派官房長官奮闘記

…北海道旧土人保護法の制定自体が北海道に土着する民族としてのアイヌの方々の存在を示している…p.184