やさしくはじめるラズベリーパイ

「やさしくはじめるラズベリーパイ」を読みました。「UXの時代」にラズベリーパイの事が書いてありました。パソコンおたくの私が知らなかったことを恥じて早速入門書を購入、概略を知りました。要するに安価なコンピュータのことです。早速、本体と周辺機器を購入しました。事務所にある植栽の自動水やり機を製作することにして、そのための部品、サーボモーターや温湿度センサーや圧電スピーカー、コンデンサーなども同時に購入しました。1台分で約1万円程度でした。ロボットの三要素「センサー」「制御」「駆動」を体験することにしました。

ラズベリーパイとは手のひらサイズの超小型コンピュータです。開発元はイギリスのアゼリラズベリーパイ財団です。ラズベリーパイはもともと英国で教育向け安価なコンピューターとして開発されました。学校などで基本的なコンピューター科学の教育を促進することを意図していたんです。 ラズパイは熱烈に支持され、世界中で大ヒットを記録しました。なんと2,017 3年10月までに200万台、2014年6月までに300万台、2015年2月までに500万台、2016年2月までに8百万台も販売されました。 人気の要因は、一般の人が心ニーズにあったハード自作するメーカームーブメント、IoTの盛り上がりです。ちなみにIoTとはあらゆるモノがインターネットに接続され、情報を送りあったり、コントロールできるようになるというコンセプトのことです。 ラズパイの登場により、自分が欲しいと思ったガジェットを自分で手軽に作ることができるようになったのです。ラズパイは小型で安価であり、インターネットにつながるだけでなく、USBや汎用入出力のGPIOなど、センサやデバイスを接続するための入力ポートが備わっています。そのため、ラズパイはIoTを実現するのにピッタリのデバイスなのです。様々なセンサや画像、音声などの情報を処理して、サーバーに蓄積したり状況に応じた反応を返したりと、ラズパイを使えばアイデアを素早く形にすることができるのです。ページ3
ラズパイはオンライン通販などで購入することができます。ただしラズパイ本体に加えて周辺機器一式を揃える必要があります。しかしすべてを意識新品で揃えたとしても新品のパソコン買うよりずっと安価安い値段です。ページ12
現在電子部品は通販で気軽に購入できます。多くの電子部品は安価です。しかし購入に際して送料が必要になる場合も多いので、賢く買い物するにはいちどに必要な部品を全て買い揃えるのが理想です。また電子部品は小さく、なくしたり、挿し間違えてこわれたりすることもあるので、安い部品は少し多めに購入するのがポイントです。ページ74

到知 2017年10月号

「到知 2017年10月号」を読みました。丸和運輸の和佐見社長のインタビュー記事がでていました。和佐見社長にはマリンスパ熱海(指定管理施設)のレストランを運営していただきました。不幸にして途中で頓挫してしまいましたが、何度かお食事もご一緒させていただき謙虚なお人柄に感激した記憶があります。一休和尚の自筆、般若心経が載っている豪華本もいただきました。丸和運輸が一部上場したと書いてあります。おめでとうございます。「逃げない、諦めない、負けない」見習わなければいけません。

到知 2017年8月号

「到知 2017年8月号」を読みました。「生命四十億年の進化に学ぶ」(分子古生物学者 更科功氏)を面白く読みました。重量で2%の脳が20%のエネルギーを使うそうです。備忘します。

「火事になれば、火を消せ。燃えてしまったら、すぐ建てろ」という短い格言がありますが、40億年の生物の進化が私たちに教えてくれることも、とにかく環境変化に対してすぐ行動する。その場その場の環境に合わせて、柔軟に変化し続ける、維新し続けることの大切さだと思います。まわりが変化している中で、自分だけが立ち止まっていても、その先に待っているのは絶滅のほかありません。ページ59

UXの時代

「UXの時代」をkindleで読みました。U X とは、ユ ーザ ーエクスペリエンス のことで、これからの商売のキーワードだそうです。単なるモノの生産や販売では会社は存続できず、モノやサ ービスを通じて得られる魅力的な「体験」を提供しなければ発展はないことを説いています。IoTの技術進歩に従って加速。トヨタ、GE、ウーパーやアマゾンなど豊富な事例と最新技術の解説満載です。恥ずかしながら、ラズベリーパイを初めて知りました。まあ、わたしの現在行なっていることが、概ね時代に沿っていることを確認して、ほっとしました…。備忘します。

消費者が自分で必要なものを開発 ・製造するプロシュ ーマ ー層の出現だ 。プロシュ ーマ ーの経済活動ではメ ーカ ー企業を必要としない 。5%
経済社会に広く生まれつつある動きでもある 。そこに共通しているのは 、大企業支配型から P t o Pのコラボレ ーション型へ 、垂直統制型から水平協働型への移行 ・変化だ 。5%
これからどうなるべきか、1企業の従業員支配からプロフェッショナル主導へ 2画一的フルタイム労働から勤務の多様化へ 3統合的経営から分業 ・アウトソ ーシングへ 4メ ーカ ー主導から市場主導へ 5産業ごとの独自技術からクロスボ ーダ ー技術。ページ9%
たとえばラズベリ ーパイ ( R a s p b e r r y P i ) 。プリント基板がむき出しの小さなシングルボ ードコンピュ ータだ 。小さくて安い。ページ18%
こうした I o Tの動きと関連してもうひとつ注目されるのは 、 I o T専用の格安通信サ ービスが誕生したことだ 。それが 2 0 1 5年秋にスタ ートしたソラコム ( S O R A C O M )だ 。ページ19%
水平協働型シェアリングエコノミ ーの仕組みに参加する企業は 、ビジネスの効率を上げることができ 、競争力を増すことができる 。一方 、垂直型でリソ ースを囲い込み 、現場の人が水平協働ネットワ ークに参加するのを禁じる会社は 、どんどんチャンスを逃がし 、競争に負けていくことになる 。ページ23%
これからの産業 ・社会では 、モノにとらわれず 、 U X (ユ ーザ ーエクスペリエンス )の最大化という観点から 、あらゆるコトを組み合わせて提供することが求められる。ページ25%
UXビジネスを成功させるためには 、自分がユ ーザ ーになれる分野を選ぶことだ 。…自分が好きなことを選ぶことが必要だ 。もちろんそこでは 「どれだけ本気で好きか 」が問われる 。流行に乗ってほんの少しかじっただけの趣味では 、自分をユ ーザ ーの代表とすることはできないし 、ユ ーザ ーの心を深くとらえることもできない 。ページ66%
新しい社会が求めているのは 、この本を通じて私が何度も言及してきた U X (ユ ーザ ーエクスペリエンス )だ 。単なるモノではなく 、モノやサ ービスを通じて得られる体験だ 。よりよい体験 、魅力的な体験を提供する企業がこれからの時代を担っていくことになる 。ページ70%
U Xビジネスの成果を計る指標としては数量 (売れた製品の数 、サ ービスの利用回数 、売上 )やユ ーザ ーのアクティベ ーション (製品 ・サ ービス利用者の活動度合い )といったものもあるが 、最も重要なのは 「つながり 」 「コラボレ ーション 」 「シェアリング 」の広がりかもしれない。ページ88%

ロボットの心

「ロボットの心」を読みました。難しい哲学の本です。大阪大学の石黒教授に言う通り、ロボットを考えるということは、すなわち人間を考えることだと合点しました。本書は「ロボットは人間と同じ心を持つことができる」と仮定して、その証明を試みています。フレームワークを機械が認識できるか? クオリアを組み込めるか? ハードルは非常に高いと感じました。人間の持つ道徳的倫理行動が一つの「幻想」であることも理解しました。この「幻想」がなければ正義の戦争は起こりえません。ロボットが人間の心を持つには身体とセンサーの発達、フレームとクオリアの組み込みがなければならないことを理解しました。備忘します。

ロボットの心-7つの哲学物語 (講談社現代新書)

ロボットの心-7つの哲学物語 (講談社現代新書)

「この世にあるのは物質だけなんだ」という主張と、「それだけじゃなく、物質とは別に心もあるぞ」という主張である。それは一見して相互に矛盾する主張であるのに、われわれはそれを時と場合によって使い分けている。ページ27
チューリングの「緩やかな行動主義」は概ね正しい方向に向いている。その理由は2つある。まずそれは、<内側から確かめる>という観点では機械と他人はイーブンだ、ということを正面から受け止めている。それによって、機械が思考持つことに対する内面的経験からの反論はブロックされるだろう。つぎにそれは、<みなし事実>と<事実>との間にギャップが生じたとき何が起きるかを我々に教えてくれる。ページ53
つまり思考は身体を必要とするのだ。それもいくつかの重要な点で我々とかなり似通った身体を。それ故、チューリングテストの機械が<考える>ためには、少なくとも計算機械にとっての身体を持つこと、一言で言えば、センサーの機能を備え、環境世界の中を動き回り、我々と会話を交わすことのできる、我々に似たロボットであることが必要なのである。ページ77
ということはつまり意味ある会話に必要なのは、<機械>と<我々>と<世界>なのだ。ページ119
フレームの問題をこう言い換えてもいいだろう。無視するということをことさらに行わずに、余計なものをいかにして<端的に無視>することができるか? ページ 127
一般化能力とか帰納的推論の能力と呼ばれるこの力をいかにして人間が獲得しているのかはまだはっきりとわからない。しかしそれが人間にとってフレーム問題を和らげてくれるのは確かである。したがって、その能力を並列分散型の計算機がそれなりにします以上、それをロボットに組み込まないことはないだろう。ページ167
ここで初めて感情と生きようとする生命が、直接つながるのである。感情の淵源は多細胞生物である動物が、漸進的に一如に、しかも速やかに行動するために、その神経と、そのホルモンをいちどに活動させることにあったのである。ページ188
このような純粋な<感じ>、つまり悲しみや楽しさの<内容>から切り離された経験の質、感覚質が我々の業界ではクオリアと呼ばれている、ページ193
我々の場合にクオリアが感情にとって本質的な役割も果たすのは、意識という情報処理の舞台が前提である。ページ201
倫理的判断は、その核心において<好き嫌い>のクオリアと結びついてることになるだろう。私は自然な感情が倫理的判断の正体だとは思っていないが、それなしには我々はそもそも道徳的行動などをとるはずもない。いずれにせよ、この場合も我々を道徳的行動をもたらしているのは、<好き嫌い>もしくはそれに由来する何かのクオリアの機能である。ページ236
もう一歩踏み込んで私の予想言わせてもらえば、おそらく妥当な道徳的原理というものがたった1つ存在しており、それは、自由裁量相互の調整に関する参加原理、つまり「他人の自由裁量最大限に尊重せよ」というような形式的な原理なるだろうと思われる。ページ241
それは我々の社会の絆の革新なのだが、それが一緒の<幻覚>だと了解されることで、客観性を旗印にした不毛な争いが意味を失い、立場の多様性に対する寛容さと、息の長い議論に基づく選び直しが可能になるからである。ページ242

韓中衰栄と武士道

「韓中衰栄と武士道」を読みました。漫画家、黒鉄ヒロシさんの3年ほど前の著作です。この本を武田鉄矢のラジオ番組で紹介していました。文章は若干読みづらいですが、なかなかの物知りです。中国、韓国は、子供っぽいので相手にしない方が良いという論です。中国、韓国の最近の行動は、ほぼ予見していました。北の予想はしていませんが、歴史から見て、トップが国から逃げ出すのではないかと予言しています。さてどうなることやら。備忘します。

韓中衰栄と武士道

韓中衰栄と武士道

これも先に書いたが、この4000年という数字と今日とが不連続であることを、多くの日本人はもとより、この国に住む人たちも理解してないんだからお手上げである。ページ37
結果として悲惨な生活状況から抜け出せ、改良された土地と教育を手に入れたのは併合の産物であったという事実を知る世代が、ここいらで押し返しておかねば、100年、1000年後には、でたらめな主張が史実に化ける恐れがある。ページ55
やっと教えても無駄であることに気づき、福沢諭吉が書いたのが「脱亜論」である。当面の相手は朝鮮だったが、諭吉「脱朝論」とはせず「朝」の箇所を亜」して拡げた。ページ100
寺内一派の強権的併合に強く反対したのは、韓国人による内閣を構想していた伊藤博文である。ページ128
共産主義の敷布団に、資本主義の掛け布団を比較かぶって眠る化け物の正体は、数千年変わらぬことのない中華思想である。化物は、今、しきりに不気味な寝言を呟いている。ページ138
…秀吉の文禄、慶長の駅においてもトップは逃げまくった。かの国は、ことあればトップが逃げ出すという、雅というか、奥ゆかしいというか、なんというか、逃げの美学のようなものが育まれてきた。ページ164
中国や韓国の考え方の腑分けなど、もうよい。結論はとっくに出てしまっている。彼らを理解する努力など無駄である。日本人がこれから先をどうするかに絞った、覚悟の問題について考えた方が良い。ページ170
領土を主張するなら、外交力と軍事力のいずれかが必要であることがわかった。我が国が外交力を以てするとき、相手もまた外交力で対応してくれなければ、話にならないこともわかる。外交力を支えるものが国際法であることもわかる。では、相手が聞く耳を持たず、軍事力で迫ってきた場合はどうするか、どうなるか。ここでの切り札の「ならぬものはならぬ」を出すのは「軍事力では対応しない」との日本国憲法を持つ我が国においては、ちと早い。自衛のための道が残されているが、その際の国民の「覚悟」のあるやなしや。ページ225
(戦争中)鈴木貫太郎首相は同盟通信の海外向け英語放送通じて弔意を表明する。「今日。アメリカが優勢であることにおいては、ルーズベルト大統領の指導力が非常に有効であり、それが原因であることを認めるのにやぶさかではない。家に私は、ルーズベルト大統領の逝去が国民にとって非常なる損失であることがよく理解できる。ここに、私の深甚なる弔慰をアメリカ国民に表明する次第であります。」ページ243

到知2017年6月号

「到知2017年六月号」を読みました。備忘します。

「勝ち残る企業はかくして作られる」(国際ビジネスブレイン社長 新将命氏)  逆境の時、1部の人は親身になって手を差し伸べてくれますが、冷ややかな人が大半です。降格してきっと落ちこぼれるだろう、仕事に身が入らないだろう、という意地悪い期待感で見ているわけです。しかし、それでは相手の思うツボ。そこで私は逆境というのはピンチであると同時に、リカバリーするチャンスでもあると心を切り替え、降格する前よりもニコニコと元気よく、一生懸命に仕事に打ち込んできました。するとどうでしょう。周囲の人が軽蔑から徐々に好奇心へと変わり、最終的には尊敬の眼差しになったのです。逆境のときでも自分の弱い心に打ち勝ち、諦めたり、手抜きをしたりせず、目の前の仕事をコツコツとやり続ける。それが人生や仕事、経営を成功に導く唯一の道ではないかと思います。ページ32