消費マシンiPad

iPadを使い始めて3ヶ月が経ちました。twitterで「iPadは消費マシン、ノートは生産マシン」との意見を読んで納得しました。その通りです。iPadで文章を書くのは不効率です。キーボードは工夫されていて、変換効率も悪くはありませんが、コピペに苦労します。マウスが使えないと仕事にはならないことが良くわかりました。メモがわりに手書きのアプリも購入しましたが、これも指の太さが邪魔をして実用には堪えません。「Office2 HD」というwordやexelの読み書きアプリも購入しましたが、面倒で閲覧以外に使ったことはありません。生産マシンとしての実用性は低いといえます。今のところ仕事に使うためにiPadを買うのは間違いでしょう。

しかし、消費マシンとしては抜群です。妻にも1台買い与えました。妻はゲームで一日に数時間遊んでいるようです。「上海」や「花札」「オセロ」「五目並べ」、たまには「Art Authority」でゴッホの絵、バックに喜多郎の音楽といった具合です。また青空文庫で名作も読んでいるようです。私が一番使っているのはメールの閲覧、ブログの閲覧(pulse) 、「ビューン」でのニュースや雑誌のざっと見、ゲーム「ブルースリー」「real racing」「マージャン」、iPodで音楽、映像の鑑賞などで、何のストレスもありません。起動一発、タッチ一発、ツータッチで老眼に優しい素晴らしいマシンです。携帯電話のtwitterでは極大文字サイズでもつらいので、外出時はiPadで閲覧しています。電池の持ちも普通に使うには十分です。何よりも良いのは、別に3GやWiFiに繋がっていなくても楽しめることです。常時接続を想定していないのが凄いと思います。マウスをやめ、カメラをやめ、USBなどの外部接続をやめ、非常にシンプルに作ってあります。機能満載の日本メーカーの考え方とは違うと思います。しかし、FLASHが使えないのは困ります。プラットフォーム戦争であることは理解しますが、事実上の標準を無視するのはアップルの横暴だと思います。それからアプリの値段が高すぎます、せめてiPodの倍くらいの価格にしてほしいなあ。

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