30分でわかるマルクスの資本論

「30分でわかるマルクス資本論」(土肥 誠監修 日本文芸社刊)を読みました。かなりのスピードで読み飛ばしましたが1時間以上かかりました。とても30分では無理です。読みながら、大学入学のころ、本屋さんで恐る恐る購入し読み始めたのを思い出しました。難しくて数十ページで挫折しました。今回は、池田信夫先生が「マルクスは経済書ではなく、哲学書として再生する、蟹工船のようにブームになる」と言っていたのがきっかけになって、コンビニで購入しました。剰余価値や搾取については納得できるところもあります。それにしても、エンゲルスとの厚い友情、奥さんイエニーとの深い愛情生活に感動しました。マルクスは労働者の窮状を憂い、また資本家の傲慢さや俗物性が許せなかったのかも知れません。近代経済学マルクスをどう克服したかの解説本が読みたくなりました。「抽象的人間労働」と「具体的有用労働」の説明(p.42)は、どうしても理解できませんでした。睡眠不足のせいかもしれません。

30分でわかるマルクスの資本論

30分でわかるマルクスの資本論