みずほ総合研究所、経営参考BOOK「この人についていきたい!すごいリーダーの生き方・働き方」を読みました。32ページの短い文章です。。書き手は元リクルート出身のマインドセットジャパン株式会社 代表取締役 服部英彦氏です。勉強になった部分を備忘します。
人は「最初に入った組織と出会ったリーダーに一生影響受ける」からです。特に身近で指導してくれる上司、先輩次第で、その後のビジネス生活が大きく作用されるのも事実だと思うのです。(p.2)
…リーダーがメンバーに与える影響は大変大きいものです。ところが多くの人をそれに気づいていません。個々のメンバーは、リーダーを見つめ、話の内容、気分、態度に一喜一憂してます。リーダーがそれに気づけば、「成果を生み出す」と言うミッションを果たすために必要なことが見えてくるはずです。リーダーに必要なの俺についてこいというけん引力もさることながら、メンバーを下から支え、上に向かって押し上げていく能力です。…もう少し具体的に言うと、コミニュケーション能力とリーダーシップという 2つの能力です。メンバーのやる気を引き出すには、メンバーの声にならない気持ちが変化を見逃さず、言葉や表情フルに活用したコミュニケーション能力が不可欠です。(p.3)
苦境に立たされて苦悩する「不機嫌な会社」を、前向きで明るい「ご機嫌な会社」に変えることができるビジネスリーダーが求められています。(p.3)
メンバーに生き生きと仕事をしてもらうには「言葉」が肝心です . . .私が心がけているのは、「これがないから、できない」ではなく「これがあればできるよね」と肯定的な言葉を使うことです。…やる気の出るキーワードは「うれしい、楽しい、すごい、うまい、素晴らしい、美しい、ラッキー」などの前向きで明るい言葉です。普段から意識してこうしたことも使ってると考え方まで変わってきます。(p.5)
私は凄いなぁ+質問を、「天使サイクル」と名付けています。リーダーは、この天使のサイクルをぐるぐる廻せば良いのです。リーダーがメンバーを褒めて損することは絶対にありません。(p.6)
こころからのありがとうは相手お元気を元気にする魔法の言葉です.。感謝の心を行動で表すリーダーに、メンバーついていくのです。(p,7)
かつて私が在籍した会社の各事業部や事業所には月間 MVPという制度がありました。その月の最も活躍著しい営業マンが、事業部門の役員や責任者との効果の食事会に招かれるというものです。その際、成果をあげるために最もお世話になったスタッフを営業マン自身が示し、一緒に食事をする点がユニークでした。…重要なのはあなたのことをしっかり見ていますと言うリーダーの意思表示です。(p.10)
自分の仕事が誰かの役に立てるという想いは、人を強くします。ですから私は、メンバーに指示を出す時、目標を示す前に、必ずその「目的」と、それを実行することの「意義」をセットにして語るように心がけています。目的と意義をしっかり理解すれば、事は 7割以上成功です。言葉は人を動かす力を持っています。(p.14)
「成功のプロセス」を全員で確認しそのノウハウを共有することに比重を置くようにしていました。…成功談あるいは自分でも使える仕事のヒントになりそうな話を聞いてる方がメンバーの成長にも役立ち、会議の場も明るく前向きなものになります。原因追求はほどほどにして成功体験の共有に努めていれば、会議の参加することが楽しくなるはずです。
(p.26)
…メンバーを育てる人を求めるためにリーダーに求められているのは誰よりも熱きマインドです。…リーダーの熱きマインドこそがメンバーを動かし、チームの結束を可能にするのです。(p.31)