たった1℃が体を変える

「たった1℃が体を変える」を読みました。私の知人「早坂信哉教授」の著作です。献本いただきました。読んで本当にためになったので、早速、アマゾンで5冊注文しました。
早坂先生は自治医科大学卒業後、浜松医大で研鑽を積まれ、現在は大東文化大学で教鞭をとられている新進気鋭の地域医療、ならびに健康科学の学者です。人柄は温厚で、ファンが多く、私の北海道勤務が決待った折には、友人の北海道選出の某国会議員を紹介していただきました。テレビの出演も多く、先日は「世界一受けたい授業」の講師もつとめておられます。先生とは温泉地、熱海で知り合いましたが、その後は一緒に仕事したり、温泉に入ったり、楽しくお付き合いさせていただいております。
さて、内容です。温度や入浴時間によって効果が全然違うこと、入浴前のアルコールがだめなこと、シャワーより入浴のほうが断然よいこと、などなど、大変勉強になりました。全て科学的な裏付けがあるので安心して実施できます。また大事なところは赤字で強調するなど、工夫に溢れる本です。備忘します。

たった1℃が体を変えるほんとうに健康になる入浴法 (角川フォレスタ)

たった1℃が体を変えるほんとうに健康になる入浴法 (角川フォレスタ)

まず最初に水分を摂ってから入りましょう…ビールには利尿作用があり、脱水になるので逆効果です。…ポイントは、とにかく入浴前後に水分を摂るということです。(p.17)
38度くらいのぬるめの湯で20〜30分半身浴をすれば…自律神経のバランスを整えたり、免疫力の低下を防ぐことができます。(p.22)
疲れているけれど、頑張ってもうひと仕事しとうというのであれば、42度の熱いお湯に5分ほど入って交感神経を高め、気合を入れましょう。(p.49)