街道をいく 本郷界隈

NHKスペシャル 街道をいく 第1シリーズ第6回 本郷界隈」をオンデマンドで視聴しました。晩年、司馬遼太郎夏目漱石に関心を寄せていました。明治政府は、東京帝国大学を拠点に西洋に追いつくため優秀な人材を育てました。初めは法外な給料でお雇い学者に教わり、明治中頃には欧州への留学により文化、技術を吸収しようとしました。本郷界隈に俊秀が集い日本の未来を担っていました。その使命感と責任感はいかばかりか、現在のアフリカの秀才たちも、こんな感じなのかもしれません。番組紹介文を転載します。

バブル崩壊直後、晩年の作家・司馬遼太郎は、東京という怪物的空間と向き合うために、東京大学のある本郷を訪れました。司馬は本郷を西洋文明の受容と分配を担った「配電盤」と位置づけ、維新直後の明治に思いをはせました。旅の道連れは、明治の初め、配電盤の電流となるべく歩み始めた帝大生・夏目漱石。第6回は、司馬の足跡をたどりながら、本郷を舞台に、若き日の夏目漱石を通して明治という時代を浮き彫りにします。