到知 2017年11月号

「到知 2017年11月号」を読みました。「マーケティングで会社の未来を開く」(瞠目に値する経営コンサルタント神田昌典の意見)「爆買される日本の領土を守れ」を面白く読みました。 備忘します。

マーケティングで会社の未来を開く」
…私は2033年には会社がなくなるという大胆な予測を立てている。今政府が進めている働きかた改革が浸透していくと、各人が場所を選ばず自由に働くことができるようになる。お金をもらうために、行きたくもない会社に無理して通う必要がほとんどなくなってしまうのだ。そうなると、企業文化がしっかりしていない魅力に乏しい会社は、どんどん淘汰されていくだろう。居心地の良い、自分に明るい未来をもたらしてくれる会社にしか人は集まらなくなるだろう。それはもはや、宗教的な組織に近いものになるかもしれない。 ページ39
「爆買される日本の領土を守れ」(産経新聞 東京本社 編集委員 宮本雅史
…外国資本が北海道などの不動産を買収して何を行っても、日本では全て合法です。しかし安全保障面から考えれば、他国と同様、国土は法的守らなければならないし、グローバリズム中でルールを作っておかなくてはなりません。私は排他的なナショナリズムから主張してるのではなく、一主権国家としての形を整えましょうと言いたいのです。日本は武器を持たない戦争を仕掛けられています。政府はもちろん私たち一人一人が、北海道の現実と向き合い、自国の領土守るための気概を持ち、知恵を絞っていく必要があるのです。ページ122

人工知能は人間を超えるか

人工知能は人間を超えるか」をkindle で読みました。ディープラーニングの可能性は計り知れないけれども、最初のブレイクスルーをしたばかりで人を超えるには、まだまだ時間がかかるようです。鉄腕アトムは、私の生きている間には実現不可能でしょう。シンギュラリティののちには、コンピュータがコンピュータを設計して人の能力を超え、人は存在意義を失うかもしれないと怖れていました。特徴表現学習とビッグデータを組み合わせれば、現状の人工知能でも社会の生産性向上や生活向上をもたらすことはできるとのこと。備忘します。

うまくいけば 、人工知能は急速に進展する 。なぜなら 「ディ ープラ ーニング 」 、あるいは 「特徴表現学習 」という領域が開拓されたからだ 。これは 、人工知能の 「大きな飛躍の可能性 」を示すものだ 。…冷静に見たときに 、人工知能にできることは現状ではまだ限られている 。基本的には 、決められた処理を決められたように行うことしかできず 、 「学習 」と呼ばれる技術も 、決められた範囲内で適切な値を見つけ出すだけだページ3%
「グ ーグルがネコを認識する人工知能を開発した 」という一見すると何でもないニュ ースが 、実は 、同じグ ーグルが開発している自動運転車のニュ ースよりも 、ずっと 「本当にすごい 」ことだとわかってもらえれば 、本書はその役割を果たしたことになる 。ページ14%
つまり自分が考えているということを自分でわかっているという 「入れ子構造 」が無限に続くこと 、その際 、それを 「意識 」と呼んでもいいような状態が出現するのではないかと思う 。ページ23%
機械学習は 、コンピュ ータが大量のデ ータを処理しながらこの 「分け方 」を自動的に習得する 。いったん 「分け方 」を習得すれば 、それを使って未知のデ ータを 「分ける 」ことができる 。いったん 「ネコ 」を見分ける方法を身につければ 、次からはネコの画像を見た瞬間 、 「これはネコだ 」と瞬時に見分けられるということだ 。ページ44%
人間は特徴量をつかむことに長けている 。何か同じ対象を見ていると 、自然にそこに内在する特徴に気づき 、より簡単に理解することができる 。ある道の先人が 、驚くほどシンプルにものごとを語るのを聞いたことがあるかもしれない 。特徴をつかみさえすれば 、複雑に見える事象も整理され 、簡単に理解することができる 。ページ51%
つまり 、コンピュ ータが与えられたデ ータから注目すべき特徴を見つけ 、その特徴の程度を表す 「特徴量 」を得ることができれば 、機械学習における 「特徴量設計 」の問題はクリアできる 。ページ52
ディ ープラ ーニングは 、デ ータをもとに 、コンピュ ータが自ら特徴量をつくり出す 。人間が特徴量を設計するのではなく 、コンピュ ータが自ら高次の特徴量を獲得し 、それをもとに画像を分類できるようになる 。ディ ープラ ーニングによって 、これまで人間が介在しなければならなかった領域に 、ついに人工知能が一歩踏み込んだのだ 。私は 、ディ ープラ ーニングを 「人工知能研究における 5 0年来のブレ ークスル ー 」と言っている 。ページ54%
「生きている場所や環境が異なるのに共通に出てくる概念 」は何らかの普遍性を持っている可能性が高いのだ 。言語は 、こうした頑健性を高めることに役立っているのかもしれない 。そう考えると 、人間の社会がやっていることは 、現実世界のものごとの特徴量や概念をとらえる作業を 、社会の中で生きる人たち全員が 、お互いにコミュニケ ーションをとることによって 、共同して行っていると考えることもできる 。ページ74%
企業活動も同じで 、ビッグデ ータによって 、企業を取り巻くさまざまな環境をとらえられるようになった 。まさに 「眼の誕生 」だ 。センサ ーが発達した結果 、企業はさまざまな戦略をとれるようになる 。ページ91%

到知 2017年9月号

「到知 2017年9月号」を読みました。「鼎談 ひらめき脳をどう創るか」を面白く読みました。 驚いたことに「川崎木鶏クラブ」が「「写真のたなかや」にて行われたと「読者の集い」欄に載っていました。川崎商工会議所9月号の社長紹介記事を読んだばかりでしたので、その偶然に驚きました。備忘します。

「鼎談 ひらめき脳をどう創るか」(宇宙間研究所 川口淳一郎 明治大学 斎藤隆 大阪大学 石黒浩) 
… 介護ロボットなどの技術も進んでいて、あるグループの実験では高齢者にとってはロボットの方が人間より親しみやすいとか、これまで人と話さなかった精神疾患のこがロボットと接してやっと話せるようになったとか、いろんなことが報告されてるんです。 ページ27

かいぎしょ 2017年11月号

「かいぎしょ2017年11月号」を読みました この雑誌は、川崎商工会議所の会報誌です。 巻頭の「大師巻」の女性社長のインタビュー記事を面白く読みました。一度面会をお願いしたいと考えています。備忘します。

「大師巻」生んだ伝統とチャレンジ精神」(川崎の心のふるさとの味を守り続けたい) 
川崎銘菓「大師巻」は袈裟をまとった僧侶をイメージしたのりを巻いた揚げせんべい。堂本製菓株式会社の看板商品だ。明治42年創業。伝統の職人技とチャレンジ精神が銘菓を生み出した。4代目の堂本典子社長はこれからも川崎の地で心のふるさとの味を作り続けていきたいと熱く語る。ページ2
…昭和50年の頃、工場は売却できましたが、大きな負債を抱えることになってしまいました。自宅兼工場の敷地の半分を売却したり、ゴルフ会員権を売却したりして、やっと乗り切りました。父から親戚にお金を借りてくるように言いつけられたこともあり、妹と一緒に行ったことを忘れません。先のことは全く判らなかったのですが、人に頭を下げることをその時教えられたと思います。ページ4
リーマンショックの時は大変でした。下請けで納めたせんべいが大量に返品され、在庫をたくさん抱えてしまいました。まさか、私たちの会社まで影響があると思っていませんでしたので、一時は売上がピーク時の10分の1程度まで落ち込み、厳しい経営選択をせまられたこともありました。今まで一度も商品の値上げをしたことがなかったのですが、値上げ実現し、やっと一息つけました。税理士さんから当時を振り返り。当座を管理していたのは「奇跡です」と言われ、必死だったことが懐かしくもあります。ページ5

かいぎしょ 2017年9月号

「かいぎしょ2017年9月号」を読みました この雑誌は、川崎商工会議所の会報誌です。巻頭の「トップの部屋」が目玉で、川崎の商工人を紹介しています。
伝説の写真館「写真のたなかや」鈴木克明氏社長へのインタビュー記事です。ちなみに2013年には、私も明治スポーツプラザの社長としてインタビューを受けました。備忘します。

「書類通過率90パーセント!(写真一筋真心込めて記憶に残る写真館に)「写真のたなかや」は高津区大山街道沿いに店を構え、5つのスタジオのほか、病室非晶質集会室などを備え、結婚式やパーティーもできる写真館。年間5,000人もの証明写真を撮影し受験や就職活動で合格する写真を撮ってくれる伝説の写真館としてその知名度は全国レベル。鈴木社長は妻の専務と二人三脚で写真家お守り信頼を守ってきた。いつまでも記憶に残る写真を撮る続けたいとのこと…
ページ2

かいぎしょ 2017年7 8月合併号

「かいぎしょ2017年7 8月合併号」を読みました この雑誌は、川崎商工会議所の会報誌です。 備忘します。

東京銀座にピルゼン・アレイという小さなビルスタンドがあります。8人も入れば満杯になる小さな立ち飲みバーで、連日多くのファンで賑わっています。ここで出しているのは「アサヒスーパードライ」だけ。ユニークなのは、生ビールの注ぎかたを変えるだけで3つの違った味わいに仕立て、その違いを体験できることが売りなのです。ページ37

到知 2017年7月号

「到知 2017年7月号」を読みました。興味をひく記事は少なかったのですが、正露丸の会社、大幸薬品の柴田高社長「真理探究」という記事を興味深く読みました。外科医を46歳でやめて、家業の薬品会社に移り、現在、社長です。正露丸の作用機作を明らかにされたそうです。変人だけど、立派な方です。