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「年収が2倍にも3倍にもなる勉強法」（堀紘一著　PHP）を読みました。よい本だと思います。別に年収を上げたいとは思いませんが、東大卒の、ハーバードのＭＢＡがどのように勉強するのかを知りたくて読みました。私もほぼ似たような方法で勉強していました。でも徹底度が違いました。工夫もレベルが違いました。なるほど、なるほど。備忘します。賢者はつねに同じことをいい、愚者はつねにその逆をすると、つくづく思います。

年収が2倍にも3倍にもなる勉強法

企業が不況時にとる戦略は、…二つしかない。一つはコストダウンだ。…もう一つは、要は「弱い者いじめ」で、…シェアを買いにいく…Ｍ＆Ａである…（p.20）

基本的に、努力と結果とは相似形なのである（p.19）

大目標が完全に定まり、そこから発する中目標が具体的になって、自分に納得がいく小目標までを構築できれば、…自己実現はなったも同然…人の思いは必ず実現する…（p.35）

…人間には論理力、構成力、暗記力、直感力、計算力、創造力、自己実現力の七つの能力があるらしい…日本の大学入試では、ほとんど暗記力と計算力しか要求されない。逆にいうと暗記力と計算力だけを磨いておけば、ほとんどすべての大学に入学することができる（p.45)

それは「一点で光れ！」ということである。…「一点差別化」とは、自分が得手とする能力を伸ばそうということである（p.53）

…英語の習得を最大目標にしようという考えには、私は…大反対したい。…ムダな努力だからである（p.60）

…東大を受けることに決めた…過去１０年間の東大の入試問題を買い集めた…年代別・分野別に分類…「一定の出題法則」がたくさんあることに気づいたのである（p.69）

受験勉強ほどくだらないものはない…出題者を…研究すること。７０％の正解率で目的を達成するのだから、間違っても８０％、９０％を目指すようなムダな勉強をしないこと（p.71）

このように「資格」そのものには何の価値もない…いまや学歴が通用しなくなったから資格に頼ろうといった考え方では、何の進歩もないことになる（p.73）

リーディングアサイメント、「この本を次の授業までに読んできなさい」…を重視していただきたい…本を読まない人は凡人になる（p.97）

スタディグループをつくって、何かテーマを決めて意見交換をしたり、あるいは議論を戦わせた方が学習効果はグンと大きくなる（p.100）

エーリッヒフロムに教えられたことは…「アメ」と「ムチ」…「非情さ」と「愛」である。…サルトル…からは「価値観」…の本質を学んだ。「付加価値をつけよ」「差別化をはかれ」…ダーウィン…あらゆる生物は、環境に適応できるかどうかで、生存か絶滅かの運命が決まる（p.133）

ボキャブラリーが三千語あれば日常会話ができ、五万語あれば英字新聞がすらすら読める。十万語あるち、「ああ、あの人はすごいな！」と感心される。（p.139）

あなた自身が最も効率よく学ぶためには、自ら求めよ！これに尽きる（p.148）

…鉛筆は後で削れ…学ぶことを習慣化せよ…自分にあった部延享のリズムを見つけよ…五感をフル動員して学べ…「創る練習」を怠るべからず…すぐに約立つものは効用が少ない…観察力を磨け…途中でプッツンするなかれ（p.171）

モットーはエバーオンワード（限りなき前進）というわけである…お客さんに学ぶ、人から吸収する姿勢が欠かせない…（p.180）

…だれでもビジネスを成功させられるかというと、これが実はそうではない。それ以前にもっとももっと重要な要件があるのだ。何か？ズバリ、運である（p.204）

運を呼び込む七つの行動術

自分の都合だけの頼みごとは極力やめる

他人からの頼まれごとには極力応える

ムダな面会や電話をしない

人に会うときは必ず「お土産」を用意する

会っても早めに切り上げて帰る

去り際の美学を心得よ

お礼は電話ではなく自筆の手紙か、せめてメールでする（p.211）