未亡人読本

「未亡人読本」を読みました。副題は「いつか来る日のために」です。私は、若い頃から自分に死亡保険をたくさん掛けて妻への「申し訳」にしてきました。そして妻がお墓のことや独り暮らしのことを話すとことを拒絶してきました。死ぬことが怖かったのでしょう。著者は48歳で61歳のご主人をガンで亡くしました、その折に途方にくれた奮闘記です。最近になって妻にそんな目に遭わせないことが、散々好き放題に暮らした「申し訳」だと考えるようになりました。闘病生活の心得、葬式の心得、死後の手続、相続の問題、お墓、うつ病、事前に考えておかなければいけないことがたくさんあることを知りました。一部、妻に読み聞かせました、大人しく聞いていました…
付け加えますと、暗い内容ではありません、笑い飛ばしている感じです。まあ良書だと思います。

未亡人読本―いつか来る日のために (新潮文庫)

未亡人読本―いつか来る日のために (新潮文庫)