ザッポス伝説

「ザッポス伝説」を読みました。冒頭から小学生の時にミミズ販売をしたり、中学生の頃にバッチ販売をしたり、ハーバードがキャンパス内でピザで儲けたり、元々、普通の人ではありません。その彼が大企業に就職して数ヶ月で退職して会社を作り、ネット事業で成功、売却してミリオネラーになる、ここまでは数多の起業化の一人でした。ここからがトニーのすごいところで、ネット靴屋を始めて、悪戦苦闘、アマゾンとの株式交換(売却)に至るまでの経緯を淡々と語っています。世の中は、思ったほど厳しくもなく、思ったほど甘くもないと感慨深く語っています。自分に率直である事の大切さを学びました。備忘します。

顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか

顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか

起業して最初の1週間で、実は2人ともウェブデザインの仕事に情熱を持っていないことに気づきました。私たちは自分たちの会社を持ち、経営するというアイデアに夢中になっていましたが、現実は夢見たほど楽しくありませんでした。ページ72
ビジネスでも、企業やCEOにとって、何のビジネスに身を置くかは最も大事な意思決定です。それが参入すべきでないビジネスだったり、マーケットが小さすぎたら、事業がどんなに完璧に運営されているかは関係ありません。ページ120
授業料は高くつきましたが、よく知らない業界、何ら自分のコントロールも影響力も及ばない企業、知らない人や信用できない人に投資するのは間違ったことだとも学べたと思います。ページ124
ですから私のアドバイスは、従来のビジネス感覚の「ネットワークづくり」をやめて、その代わりに、友情そのものが報いとなるところで、友人の数を増やし、友情深めるようにすることです。ページ143
これは貴重な教訓でした。私たちは、自分たちのコアコンピタンスを決してアウトソースしてはならないということを学んだのです。オンライン小売企業として、最初から倉庫業を自分たちの中核として考えるべきでした。ページ200
適切な文化が設定できれば、素晴らしいブランドを構築するということも含め、大部分のことを自然にうまくいく、ということを忘れないでください。ページ259
講演で私が従った基本的なルールは次の3つです。①情熱的になる ②個人的な話をする ③あるがままでいる ページ348