スッキリわかる日商簿記三級

「スッキリわかる日商簿記三級」を読みました。簿記の初心者に解説するための読書です。45年ぶりの通読です。仕訳は、ほとんど昔のままですが、「電子記録債権」はありませんでした。減価償却や棚卸法など古い記憶を頼りに懐かしく読み終えました。今では、仕訳以外は会計ソフトが実行してくれるので、計算はブラックボックス化しているのが現実だと思いますが、昔、簿記一巡の手続きを手計算で実行して、「美しい」と感動しました。簿記は1行2列の行列です。巧みな仕組みに久々に感心しました。備忘します。

電子記録債権は、手形(や売掛金)の問題点を克服した新しい金銭債権です。電子記録債権は、電子記録機関が管理する記録原簿に必要事項を登録することによって権利が発生します。電子記録債権の発生方式は(1)債務者請求方式と、(2)債権者請求方式の2つがあります…ページ66
剰余金の配当とは、株主に対する配当をいい、剰余金の処分とは、配当以外の利益の使い道をいいます。なお、剰余金の処分項目には、会社法で積み立てが強制されている利益準備金(資本)などがあります。ページ153
三伝票制とは、入金伝票、出金伝票、振替伝票の三種類の伝票に記入(記帳といいます)する方法をいいます。ページ227
決算手続き 起業は会計期間ごとに決算日を設け、1年間のもうけや決算日の資産や負債の状況をまとめます。この手続きを決算とか決算手続といいます。決算の手順は…第1ステップは、試算表の作成です。…第2ステップは、決算整理です。…第3ステップは、精算表の作成です。…第4ステップは、損益計算書貸借対照表の作成です。…ページ250