オスカーワイルド

「オスカーワイルド」(週間朝日百科 世界の文学18)を読みました。「ドリアングレイの肖像」「サロメ」作品名は知っているものの内容をはじめて知りました。世紀末のデカダンスの賛美かと思っていましたが、その破綻を象徴する作品です。「…この作品は、耽美主義、快楽主義について精密に語ると同時に、その危険性をも提示している…(3-229)」両作品とも映画で鑑賞するほうがよいかもしれません。
それにしても、ユイスマン、シュニッツラー、ソログーブ、知らない作家ですが、短評を読むと実に興味深いです。読む機会は永遠に訪れないと思いつつ…
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