トーマス・マン、ヘッセ

魔の山車輪の下」(週間朝日百科 世界の文学62)を読みました。「ベニスに死す」と「魔の山」の作者が同じ事に驚きました。両作品のあらすじを知りました。原作を読む勇気はありませんが、映画「ベニスに死す」は観たいと思います。「車輪の下」は若い頃読んで感動した記憶があります。少年の成長物語でした。これも再読には値しません。それよりも、もしかしたら自分の成長記が書いた方がよいかもしれません。備忘します。

教養主義は戦争の無常に裏打ちされていた。ずいぶん本を読んだが、それはそのとき読んでおかぬと死ぬかも知れぬから。老人の現在の読書に似ている。(森敦)ページ4-047
1949年には戦後の代表作となる「ふたりのロッテ」を世に出した。ふたごの入れ替わりという魅力的なプロットと、両親の離婚というこれまた当時の子供の本にはとても新鮮で… ページ4-057
ティモテ・トリム…今風に言えば、野次馬根性丸出しのくせに、妙に道徳的なワイドショーのコメンテーターのようである。裏表紙