苦しんで覚えるC言語

「苦しんで覚えるC言語」を読みました。マイコンにセンサやモータを制御させることを目的とした読書です。だいたいC言語で書かれていますので必須です。すごい書名ですが、内容は懇切丁寧で、やさしいです。一読後、学習用のコンパイラをインストールして、実際にプログラムを書いて動かしています。プログラマーを目指しているわけではではないので、chatGTPにでも基本的なプログラムを書いてもらって、部分修正で利用することになると思います。備忘します。

インデント 階層を表現するために右にずらして書く方法のこと。ページ56
// これ以降はこの行全体がコメントです。ページ58
文字列リテラル プログラムの中に埋め込まれている、“ “で囲まれた文字定数。ページ77
変数の値を1増やす、あるいは1減らす、1増減専用の演算子があります。変数の値を1増やす演算子は+ +演算子で、インクリメントと呼ばれます。逆に1減らす演算子は--
演算子で、デクリメントと呼ばれます。ページ104
if文による数値の比較は、非常に明快で単純です。すなわち、指定された数値が、0であるかそうでないかを判定するだけです。C言語では、条件による判定を行う場合、0を偽、0以外を真と呼んでいます。ページ134
break文を忘れるな この例のように、break文を除けばcaceを繋げられるのですが、逆に言えば、break文を忘れると関係ないcaceがつながってしまうのです。繋げたくない場合にうっかりbreak文を忘れないように。ページ165
for文を使用すると、繰り返しを行えることがわかりました。この時使用する変数を、カウント変数と呼ぶことがあります。ページ173
これを見ていただくとわかりますが、要するに、for文で条件式しか指定しない場合と同じことなのです。for文では、初期化と更新が使えるので、常数回ループが簡単にかけるのですが、ループの回数がわからない場合は、条件式だけのwhile文が便利です。ページ184
コンピューターの性能が上がり、普通のプログラムでも十分高速に動く現代では、プログラマーの価値の半分は修正しやすいプログラムを作れるから決まると言っても過言ではありません。そこで、初心者でも手っ取り早く修正しやすいプログラムを作れる方法を伝授いたします。簡単です。とにかく関数をたくさん作ってください。関数に分けられそうなものは全て関数に分けてしまってください。多少やり過ぎ位でokです。ページ208
グローバル変数と同名のローカル変数ではローカル変数が優先されるのです。ページ229
深く考えるとややこしいので、ここでは1つ目の書き方で統一します。つまり変数名の前に:*をつければ、ポインタ変数を宣言できるのです。ページ299
実際にプログラムを作るときには、ポインタ変数がアドレスを記憶する変数である事はさっぱり忘れてください。なぜならポインタ変数の本当の使い方とは変数のショートカットとして使うことです。ページ320
苦C(「苦しんで覚えるC言語」)では、プログラミング入門者向けにC言語を解説しています。しかし、(英語と同じく)文法や命令単語をただ覚え込んだだけでは、C言語でプログラムを作る能力は身に付かないでしょう。重要なことは、実際にプログラムを作り、練習を重ねることです。
もし、あなたが、C言語を身につけたいのではなく、知識として知りたいだけであれば、練習などしなくても、苦Cを何度も読み返せば十分です。しかし、しっかり身につけたいと思う人は、必ず練習をしてください。
ところで、C言語の練習とは、いったい何をすればよいのでしょうか?C言語の練習とは、プログラムを実際に作り、それを動かすことです。そのためには、プログラムを作るソフトと、プログラムを動かすソフトが必要です。
まず、プログラムを作るソフトですが、実は特別なソフトは必要ありません。メモ帳などの、ごく普通のテキストエディタで作ることができます。(ワードなどのワープロソフトを使うと誤動作するのでオススメできません。)ただ、メモ帳では、機能が低すぎて物足りないので、もっと良いソフトを紹介します。
次に、プログラムを動かすソフトです。これには特別なソフトが必要です。C言語のプログラムを動かすソフトは、コンパイラと呼ばれています。コンパイラを使うと、C言語で作られたプログラムを動かすことができます。