UXの時代

「UXの時代」をkindleで読みました。U X とは、ユ ーザ ーエクスペリエンス のことで、これからの商売のキーワードだそうです。単なるモノの生産や販売では会社は存続できず、モノやサ ービスを通じて得られる魅力的な「体験」を提供しなければ発展はないことを説いています。IoTの技術進歩に従って加速。トヨタ、GE、ウーパーやアマゾンなど豊富な事例と最新技術の解説満載です。恥ずかしながら、ラズベリーパイを初めて知りました。まあ、わたしの現在行なっていることが、概ね時代に沿っていることを確認して、ほっとしました…。備忘します。

消費者が自分で必要なものを開発 ・製造するプロシュ ーマ ー層の出現だ 。プロシュ ーマ ーの経済活動ではメ ーカ ー企業を必要としない 。5%
経済社会に広く生まれつつある動きでもある 。そこに共通しているのは 、大企業支配型から P t o Pのコラボレ ーション型へ 、垂直統制型から水平協働型への移行 ・変化だ 。5%
これからどうなるべきか、1企業の従業員支配からプロフェッショナル主導へ 2画一的フルタイム労働から勤務の多様化へ 3統合的経営から分業 ・アウトソ ーシングへ 4メ ーカ ー主導から市場主導へ 5産業ごとの独自技術からクロスボ ーダ ー技術。ページ9%
たとえばラズベリ ーパイ ( R a s p b e r r y P i ) 。プリント基板がむき出しの小さなシングルボ ードコンピュ ータだ 。小さくて安い。ページ18%
こうした I o Tの動きと関連してもうひとつ注目されるのは 、 I o T専用の格安通信サ ービスが誕生したことだ 。それが 2 0 1 5年秋にスタ ートしたソラコム ( S O R A C O M )だ 。ページ19%
水平協働型シェアリングエコノミ ーの仕組みに参加する企業は 、ビジネスの効率を上げることができ 、競争力を増すことができる 。一方 、垂直型でリソ ースを囲い込み 、現場の人が水平協働ネットワ ークに参加するのを禁じる会社は 、どんどんチャンスを逃がし 、競争に負けていくことになる 。ページ23%
これからの産業 ・社会では 、モノにとらわれず 、 U X (ユ ーザ ーエクスペリエンス )の最大化という観点から 、あらゆるコトを組み合わせて提供することが求められる。ページ25%
UXビジネスを成功させるためには 、自分がユ ーザ ーになれる分野を選ぶことだ 。…自分が好きなことを選ぶことが必要だ 。もちろんそこでは 「どれだけ本気で好きか 」が問われる 。流行に乗ってほんの少しかじっただけの趣味では 、自分をユ ーザ ーの代表とすることはできないし 、ユ ーザ ーの心を深くとらえることもできない 。ページ66%
新しい社会が求めているのは 、この本を通じて私が何度も言及してきた U X (ユ ーザ ーエクスペリエンス )だ 。単なるモノではなく 、モノやサ ービスを通じて得られる体験だ 。よりよい体験 、魅力的な体験を提供する企業がこれからの時代を担っていくことになる 。ページ70%
U Xビジネスの成果を計る指標としては数量 (売れた製品の数 、サ ービスの利用回数 、売上 )やユ ーザ ーのアクティベ ーション (製品 ・サ ービス利用者の活動度合い )といったものもあるが 、最も重要なのは 「つながり 」 「コラボレ ーション 」 「シェアリング 」の広がりかもしれない。ページ88%