死なない練習

「死なない練習」を読みました。著者の長友氏は72歳有名なデザイナーだそうです。黒田征太觔さんと企画会社(K2)を営んでるそうです。また本の挿絵やエッセイも書くそうです。さて、内容は、彼が食道がんの宣告を受け、入院加療した顛末記です。闘病記というか、入院の心構え、病後の過ごし方など、あれこれ…です。悟っていないというか、ちょっと辛い感じです。備忘します。

死なない練習

死なない練習

(少しでも生きのびるコツは)女にもてたい?ええがな、ええがな、カツラかぶって若返ってもいいし、フィットネスクラブに通って筋肉モリモリになってもええし…生きる意欲も倍増するんちゃうか。…欲望を持つことを忘れんこっちゃな。(p.27)
…モテるコツは、簡単に女と寝んことや(p.83)
食道がんのことを知らん人のために言うとくと、男に多い病気やな。…患者の平均年齢は65歳くらいやから、その年頃になったら、年に一度は内視鏡検査を受けた方がええ思うで(p.88)
手術前に巫女の修行をしたひとから…入院したら寝る前に「私は治る、私は治る」って唱え、朝起きたら「私は治った、私は治った」って唱えなさいと言われた。(p.113)
身体を温める方法は運動、睡眠、それにメシや、運動は…適度にやるのが重要だって…(p.147)
…看護婦さんに対しては尊敬の気持ちを持って接してあげると、何倍もの笑顔にして帰してくれる…(p.154)
ボクには三つの心得がある。…まず、「まあええやないか」…「やってやろうやないの」…力みがあると空回りしてしまう…人生「なんとかなるもんや」、人間なんとかなるもんやて。(p.167)