心を上手に透視する方法

「心を上手に透視する方法」を読みました。遠い昔、学生時代にボディランゲージという本を読んでひどく感心した記憶があります。この本はその流れを汲んでいます。心を透視するのには「超能力」はいらない、「観察力」が必要なのだ、と主張しています。その通りだと思いますが、普段適用したら疲れてしまいますね。お話としては楽しめますが、実践はちょっと難しいというとこれでしょうか。ひとつ面白いエピソードに感心しました。「…気圧計を一台使って、一棟の高層ビルの高さを算出する方法を説明せよ」との出題に、ある学生が「気圧計に長いひもを結びつけて、高層ビルの屋上から地上に垂らし、ひもの長さをはかる…」試験官は立腹し、即座にこの学生を落第させた。その学生の異議に大学は困惑したが、認めざるを得なかったそうです。この学生が、後にノーベル物理学賞を受賞したそうな(p.270)。備忘します。

心を上手に透視する方法

心を上手に透視する方法

会話をしている相手が急に、かしげていた首をまっすぐに戻したら、それは相手が何かに納得していないか、困惑しているあらわれだ。(p.107)
…誰もが興味のある話題が全部で7つある。 1.恋愛、パートナーとの関係 2.お金 3.仕事 4.健康 5.旅行 6.知識と知識の習得 7.希望、幸運、願望、将来の計画(p.220)
「何かしようと思っていることがあったら、72時間以内にとりかかるべし」…それ以上先延ばしにしたら、結局は手つかずのまま終わるだろう。(p.265)