著者は渡部昇一氏です。書名で購入した後に「しまった!右傾すぎるかなあ」と心配しながら、ざっと確認しました。古代史では、あっさりと出雲族を大和続と同族だと受け入れています。後醍醐天皇も楠木正成も普通の解説でした。明治頃から、だんだん怪しくなって、戦後は偏っています、私から見てですが…。備忘します。
- 作者: 渡部昇一
- 出版社/メーカー: ワック
- 発売日: 2015/01/22
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (3件) を見る
日本が終戦以来、60年以上にわたって平和であったのは第9条のおかげだという人たちがいるが、日米同盟があるからソ連が手を出さなかっただけなのである。こんな分かり切ったことに目をつぶって、第9条があったから平和なのだと言う人は正気なのかと問いたい。ページ269
日本人の名誉や条件よりも、チャイナやコリアの成長を大切にする政党、外国から金をもらったり、選挙の際に労務提供受けたりしても平気で、それが露見して議員をやめない、そんな人たちに政権を与え、「史上最低の内閣」を作ることを許した国民に、日本の天神地祇が怒って災いを引き起こしたのではないか、そう考えたくなる人が、出てきても不思議ではない。しかし、そのために無辜の人々が犠牲になるのではたまらない。震災による福島原発事故に対しても、事実をなかなか公表しようとせず、対策は後手後手に回っている。こちらは すでに政治的な人災といえる状況である。ページ279