日本の古代中世(12) (13) (14)

放送大学「日本の古代中世(12) (13) (14)」講義を視聴しました。副題は「室町時代の政治史」「室町時代の社会」「戦国時代の政治と文化」です。後醍醐天皇建武の新政で一端は政権を掌握しますが、土地の所有権の許可を全て天皇が決裁するなど無理がありました。その隙を突いて足利尊氏室町幕府を成立させました。後半は奉公衆の政争を幕府が押さえることができなくなり、応仁の乱で京都は荒れ果ててしまいました。
室町時代における地方社会の様相を、高野山紀伊国名手荘や九条家和泉国日根野荘などの具体的事例について解説しています。自営農民が台頭して領主などと交渉(年貢、境界)した歴史的事実を知りました。
応仁の乱後に戦国大名が自立し、在地領主を家臣化し村落を支配する様相になりはじめました。織田信長だけは、明快な天下統一の意志をもって新しい制度や築城などにより領地を拡大しました。
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