アウトプット大全

「アウトプット大全」を読みました。アウトプットの重要性には何となく気づいていましたが、明快に「インプット:アウトプット=3:7」との指摘に驚きました。要するに、どんどん発信することが自己成長につながるとのことです。会議での発言は1番目にすると意見が通りやすい、書くことが記憶にとって重要なのは、最近の英語学習で体感していました。やはり手を動かすことが脳への定着に必須なのでしょう。圧巻は「目標を掲げても人はついてきませんが、ビジョンを掲げ、ビジョンを共有できると人がついてきます」です。まさにその通りです。若い人にこの事実を伝えたいと思いました。備忘します。

インプットの量と自己成長の量は全く比例しません。重要なのはインプットの量ではなく、アウトプットの量なのです。ページ20
…情報の入力から2週間で3回以上アウトプットすると、長期記憶として残りやすくなるといいます。ページ25
まずインプットをする。インプットしたらアウトプットをする。アウトプットしたら、インプットとアウトプットをどんどん繰り返すことによって、自己成長できるのです。ページ26
多くの人は、インプット過剰、アウトプット不足に陥っており、それこそが勉強しているのに成長しない最大の原因ともいえます。インプットとアウトプットの黄金比は3対7。ページ29
感想を話すときのコツは、自分の意見自分の気づきを1つでもいいので盛り込むことです。ページ40
議論の練習をするには、上達までにかなりの時間を要します。最も簡単に議論が上達する、即効性のある方法は無いのでしょうか? ものすごく簡単で絶対絶大な効果がある方法があります。それは、1番目に意見を言う。ただそれだけです。心理学実験によりますと、会議の流れは最初に発言された意見に大きく影響され、結果として最初に発言された意見に従うこと多いことがわかっています。ページ75
私は100人と一回ずつ会うよりは、強い絆の10人と10回会うことを意識しています。ページ79
自己紹介は、短いパターン長いパタンと時間によって喋る内容が変わります。また1人30秒で自己紹介をお願いしますと時間指定されることもありますので、短いパターンと長いパターンを用意しておきます。ページ98
つまり、自己紹介の必須条件は記憶に残ると言うこと。そのためには、自分の中で「尖った部分」「変わった部分「長所、得意とする点」「他人と差別化できるポイント」などを盛り込むことです。ページ99
ビジネスをやってる人なら絶対に知りたい売れる公式。それは「価値>価格」…期待している価値よりも価格が安ければ、購入に至ります、高ければ買いません。ページ104
書いて、書いて、書きまくる。書くほどにRASが活発化し、脳全体が活性化していく。これが「書く」アウトプットの脳科学的な効果です。ページ115
「書き出す」と言う作業をすることで、その瞬間の感動と脳内の状況をパチリと1枚の写真に収めるように記録に残すことができます。その記憶は一生もので、それを見返すだけで、感動や気づきを思い出すことができるのです。ページ120一
「文章を早く書く」ための2つ目のコツは、構成を決めてから書くということです。ページ128
目標は、何度も見直さなければいけません。目標は心の奥底に秘めていても、実現するものではありません。…目標は公言したほうがいいのです。ページ172
アイディア出しの基本は、アナログからデジタルへ。まずノートやカード上、あるいはチームでやる場合はホワイトボードなどに、手を動かしながら書く。このアナログの作業なしには、良い企画は生まれません。ページ174
「目標」を掲げても人はついてきませんが、「ビジョン」を掲げ、「ビジョン」を共有できると人がついてきます。会社や人を応援し、支え、高いモチベーションで高い能力を発揮します。ページ218
私がいつも使っている読書感想テンプレートは、極めてシンプルです。「ビフォー」+「気づき」+「to do」これだけです。さらに簡単に言えば「ビフォー」、「アフター」といえます。
ページ250