Number1010 9/17

月刊誌「Number1010 9/17」を読みました。特集は「藤井聡太と将棋の天才」です。スポーツ月刊誌が棋士を特集しました。前代未聞です。もっと驚いたことに増刷に次ぐ増刷で普段の倍以上の販売数になったそうです。藤井聡太の人気恐るべし! かく言う私も書店にいって購入したしだいです。藤井聡太氏は尋常な人ではないことがよく分かりました。天才と呼ぶにふさわしいと再確認しました。備忘します。

Number(ナンバー)1010号[雑誌]

Number(ナンバー)1010号[雑誌]

  • 発売日: 2020/09/03
  • メディア: Kindle

平成が終わるときに「平成最大の出来事は何か」と(藤井聡太さんに)尋ねると、再び長考に入った。発生当時8歳で記憶にも残っているだろう東日本大震災と答えると予想したが、2分後の回答は、生まれる前年に起きた米中枢同時多発テロだった。「…国家間の戦争という軸が変化し、以前の米国とソ連イデオロギーの対立から変化したことの象徴だったのかな、と思います。」ページ12
佐藤天彦 最近の藤井さんの将棋を見て、思い浮かべるのはモーツアルトです。5歳で最初の作曲をして、14歳の時には門外不出の教会のミサの合唱曲を一度聞いただけで覚えて書き起こしたという逸話があります。彼の音楽はいつの間にか自然と心の奥に深く入ってくるような旋律ですけど、藤井さんの将棋にもそういう自然さを感じます。
中村太地 絵画の世界だとピカソとかにも通じているのかも知れませんね。絵画がわからない人でも「なんか面白いな」と感じて楽しめて、とても精通している人は奥の深さがわかる。…藤井さんの将棋も、ライトなファンでも「見ていて面白い」という方が多い。