リセットの習慣

「リセットの習慣」を読みました。自律神経の研究をしている順天堂大学の医師の著作です。普段の生活のコツを語っています。ゴールを目指すより、新しいスタートを目指すことを勧めています。過去の写真など思い出の品は邪魔になるとの見解です。ニーチェ永劫回帰の思想からは疑問も残りますが、昔話をしたがる老人は肝に銘じておいた方がよいかもしれません。「日々の習慣を変えて、人生を楽しみなさい」というメッセージに溢れた書物です。備忘します。

常々私は、日々少しずつでも整理整頓を進めることをお勧めしていますが、今からの時期においては「一気に、劇的に」がキーワードだと思ってください。ページ45
ちょっと面倒でも「行動する」方を選べば必ず良い気分になりますし、小さな達成感が得られます。ページ49
人生の転機で上手にリセットするコツはゴールに向かわず、スタートに向かう事です。その準備に早すぎる事はありません。ページ61
私は写真など「思い出の品」はできる限り処分するようにしています。「ゴールでなく、スタートを目指して生きる」と話した通り、過去に囚われるより、常に「次のスタート地点」を目指そうとしているからです。ページ64
だからこそ家に着く→どこか1カ所を片付ける→着替える→リラックスするの流れに変えてみるのです。ページ69
次に何をするかを考え、ワクワクしながら生きていく事はとても大事だと思っています。ページ117
例えば、あなたは「これからやりたいこと」「行ってみたい場所」はありますか。もしちょっとでもイメージできることがあるなら、それを今、始めてみてはいかがでしょうか。そうやって人生を常にリセットしていくことが、日々の充実感につながっていきます。ページ119
家に帰ったら「スマホは見ない」位が理想ですが、さすがにそれが難しい人は「夜8時以降は見ない」などのルールを決めることをおすすめします。明らかに生活のリズムが変わります。ページ129
しかし、私の場合はそんなことを考える余地はなく「言われたらすぐに動く」と決めているのです。決めているのだから、「動く」それだけです。ページ199
ちょうどそんなところ、寮の隣に住んでいたクリスと言う友人が教えてくれたのが「闇深ければ、暁近し」という言葉でした。…私は本当にその言葉に救われましたし苦しいときには思い出して「そうだこの状況も長くは続かないんだ、苦しければ苦しいほど出口は近いんだ」と思うようにしています。不思議なものでそう思い直せるけで、気持ちは少し軽くなり、自分の状態がリセットされるのを感じます。ページ229
ここで大事なのは、ゆっくりと深呼吸をしながらすること。…深い呼吸をしながらタッピングをやると効果的です。…タッピングの時はトントンと言うリズムに意識を集中して行ってください。ページ237